最近は小料理屋という部類の店が少なくなった。気の利いた季節料理がちょっとあって、おふくろの味という肴があって気軽に酒を飲める店が減少している。その中で自信を持って紹介できる店である。北九州の名産品とか名物は割と少ない。焼きうどん発祥の地ではあるが、最近は合馬の筍(これはまた別に紹介したい)とか小倉牛とかが出てきたが、その中でも「ぬか味噌」が小生の誇れる北九州の味である。福岡県はこの「ぬか味噌」の漬物が多いのではないだろうか。昔はどこの家でもこの「ぬか味噌」の床があった。漬物は「ぬか味噌漬け」がいつも食卓を飾ったものだ。現在は「ぬか床」を持つ家庭は少ないが、スーパーや総菜屋に行っても「とこ漬け」の漬物や「ぬか味噌炊き」がある。
ここのピリッと辛い「鰯のぬか味噌炊き」は、その中でも最高である。飲み助にはたまらない酒の肴だし、ご飯のおかずとしても合うと思う。他にカウンターに置かれた大皿の料理も酒が進む。棚に並ぶ常連さんのキープの「百年の孤独」を見ていつも羨ましく思う。京筑出身の女将さんとアルバイトの北九州大学の男子学生も感じが良い。
ここの店はいろいろなメディアに取り上げられた店である。しかし小倉に行ったらぜひ寄るべし。料金は安い。「鰯のぬか味噌炊き」は600円、だいたい1品がその程度である。5,000円握りしめて行くべし。酒飲みは至福の時が過ごせる。実はいつも一緒に行く連中から、ここはHPに出すなと脅されている店である。
住所 北九州市小倉北区堺町1−4−24(稚加栄小倉店隣2F)
電話番号 093−522−6514
営業時間 17:00〜23:00
休業日 日・祭日
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