事例1 紺色の綿100%のスラックスを水洗いしたら全体に筋ムラが発生した。
原因:ウォッシュアウト(洗いざらし)の効果をねらった製品で 洗濯中の摩擦に
より折れじわの凸部の顔料が脱落したもの。
品物によっては、このようにわざとなるような染料を使用して色がはげていく過程を
楽しむように作られた物もあります。
そのような品物には、品質表示に詳しくその内容を書いている物もありますので
買った後に 「こんなつもりではなかった!」と言う前にしっかり表示を確かめ繊維の
ことを知った上で購入しましょう。
事例2 濃いブルーのテンセルのスラックスをドライクリーニングした後に発生した
白い筋ムラ。(洗濯表示は、ドライクリーニングのみ可)
原因:テンセルは、生地を揉み加工し毛羽立たせ バイオ加工でこの毛羽を取り去っ
て製品化しています。このような繊維がゆえに由来する特性であり クリーニング処理
のミスが原因で生じたものではありません。
クリーニング工場でテンセルを洗う場合
ドライクリーニングでは、品物を裏返してネットに入れ 高液位でソフト洗浄(短時間)
ソフト脱液をします。
水洗いでは、大型自動水洗機を使用せず 家庭用洗濯機の中で押し洗いをします。
テンセルは、濡れた状態でこすりあうと 繊維が枝毛のようになり光の乱反射でその
部分だけが白けたように見えてくるので大変気を使います。