白けやすいテンセル

もうすっかりお馴染みとなっている テンセル 絵表示には、「繊維素繊維」または、「指定外繊維」
などと書かれています。
 
出始めたのは、1993年(平成5年)位でしょうか。
ここにその当時の新聞記事がありますのでかいつまんでご紹介します。
 
もう知っていますか ”七変化” の布素材 新繊維「テンセル」  
パルプが原料、加工、染色自在
 
パルプを溶剤に溶かし 無数の細かい穴から押し出して糸にする。
溶剤は、回収して繰り返し利用することで、環境を破壊することがないという特徴があり
柔らかくて肌触りがよく、エコロジー時代の繊維といえそうだ。
 
もう一つ、大きな特徴がある。繊維の加工過程で自然に毛羽立ちが生じるのを利用
して、毛足の短い桃の表面のような風合いまで 表情を変えることが出来る。
まさに、七変化の布だ。
 
また木綿以外で、唯一 ジーンズなどの染料であるインディゴで青く染めることができる。
その特徴を生かし、デニム風の衣類が多い。
 
といった内容です。確かに素敵な生地だと思います。しかし こんな素敵な生地にも
欠点があるのです。
 
それは、 白けやすい  という問題です。
レーヨンと同じく濡れると摩擦に大変弱くなります。
濡れた状態でこすったりすると 繊維が枝毛のようになり光の乱反射でその部分が
白けたように見えてくるのです。
 
 
大変デリケートな素材ですから 着用やクリーニング(洗濯)を繰り返すうちにどうしても
部分的に白っぽくなってきます。
 
絵表示が「手洗いの水洗い可」となっているのに洗濯機でグルグルやると一回で白け
がでますし シミが付いたからといってハンカチを水に浸してこするのもだめです。
 
 
ジャケットを着て ジョルダーバックも禁物!摩擦でその部分だけが 白けます。
 
クリーニングのシミ抜きでも どうしてもある程度シミを取るのに その部分になんらか
の力が加わります。それゆえに 手が着けられない事の多い繊維です。
 
シミが付いたら なるべく早く キチンとシミ抜きをしているお店に何もせずにそのまま
お持ち下さい。状態によっては 白けずにシミだけ落とせる場合も多々あります。
  
  
  
戻る

Last updated: 2005/8/18