まずはポイントから それは、『熱いお湯(50〜60度位)』で漂白剤を使用する!
という事です。(場合によっては、70〜80度位)それでは、詳しく説明していきましょう。
今回の漂白対象は、白い綿、ポリエステル、アクリル です。
白いシャツ類が 黄ばんだ、黄ばんできた と言うようなことはよくあります。
また 子供さんの服に食べこぼしのシミがいっぱい付いて落ちない。
それらは 通常の洗濯では 落ちませんので漂白をしましょう。
使用する漂白剤は 塩素系の花王ハイター(600mlで¥140)又は、ライオンの
ブライトそれと洗剤、洗剤は特に指定はありません。
そして 熱いお湯(漂白する量によって用意)
一般にこの塩素系漂白剤を使用する場合水で使用となっています。
ハイターの裏にも「熱湯で使用しない」としっかり書いています。
まずは、この件に付いて説明します。
クリーニング業をやっている者には 常識なのですが 各漂白剤が持っている本来
の力は、水では ほんの少ししか発揮できないのです。
お湯で初めて本来の力が 出るのです。
それなら どうして洗剤メーカーは、そのように説明書をしないのか?
と思われるでしょう。
分かりやすく例を挙げて説明しましょう。
水洗い出来る綿やポリエステル衣料に多くのアパレルメーカーは、水洗い不可
ドライクリーニングオンリーの品質表示を付けています。
それは、水洗い可の表示を付けていると消費者の方が 洗濯機でグルグル回し
衣類をダメにするケースが多く発生しクレームになるため 自衛目的であえて
水洗い出来る物でも 不可にしている物が多くあります。(ブランド品は特に)
仮に消費者の方が 家庭で水洗いしてトラブルが発生した時 メーカーは、「その衣類は、
水洗い出来ないと品質表示に書いてあります。それを水洗いしたのだから こちら
の責任では ありません。」とクレームから逃げられるのです。
それと同じで 「お湯で使用」などと書いていると なんでもかんでもお湯でなおかつ
長時間使用したりして その結果衣類をダメにするケースが 後を絶たなくなるでしょう。
そして その責任をメーカーに求めて来るのです。
そのような事が起きないよう あまり危険な事は、あえてさせない様にしているのです。
しっかりと性質をわかって その衣類に対応した使い方をしなければ確かにその衣類
はダメになる可能性が大きくなります。
ですから メーカーサイドで考えるといたしかたないようにも思うのですが・・・
次に漂白するとトラブルが 出る物。
1/金属部品が付いている物(ファスナーやチャック、ホック、金属ボタン類は その
物が錆びたり 場合によってはその回りに穴が明いたりします。)
2/金や銀のラメやプリント、糸類(変色したり 消滅したりします。)
詳しい理由を知りたい方は、『消えた☆』の項目に書いてあります。
それでは いよいよ実戦とまいりましょうか!!
例を挙げてやってみましょう。
子供用の白い綿のブラウスが3〜4枚、ヨダレカケ5〜6枚 これくらいをするとして
1/30〜40リットル位のポリ桶と風呂のお湯などをかき混ぜる棒類を用意。
洗濯機は、傷める危険がありますからやめましょう。
(温度が50度位でしたら大丈夫です。)
2/ポリ桶にお湯を半分位入れます。
70〜80度としましたが わざわざ温度を測ることは ありません。
指先を入れて 「あっ〜!」という位でいいでしょう。
3/その中に洗剤と漂白剤を入れます。
漂白剤の量は普通1%(水の量に対して)といわれていますが 2〜%位いれます。
洗剤は 適量。一般に漂白する場合はまず普通洗濯をして 汚れを落としてからですが
汚れを落とすのと漂白を一緒にしても問題はありません。(私はいつも一緒です)
4/ここでより漂白効果を上げるためのポイント
洗剤と漂白剤を入れた後に 重曹(炭酸水素ナトリウム)を小さじ一杯加えます。
これによって グンとアップします。
重曹は、通常 料理のふくらし粉として使用しています。
(薬局で500グラム400円程で売っています)
それを しっかりと混ぜます。
5/洗濯物を入れます。
全体が しっかり浸かる様に入れ、時折棒で押し洗いする気持ちで混ぜてやります。
ここで ポイント 時間 です。
植物性繊維は 長時間塩素系漂白剤に触れていると 主成分のセルロースが 酸化
され 弱くなってきます。
ですから 綿などは、基本的にその場から離れず様子を見ながら 10分位までで
やめましょう。
長い時間かければ良いというものでもありません。
(ポリエステルだけならしばらく漬けおきしてもかまいません。)
5/洗濯機で脱水して濯ぎます。
熱いし手荒れ防止のためにもゴム手袋をしてしましょう。
濯ぎは水でかまいません。漂白剤はアルカリ性ですので中和の意味で酢をおちょこ
一杯入れます。
濯ぎは 最低2回、2回目の時には酢はいりません。
6/脱水は 30〜40秒位でやめましょう。
絞りすぎは いらぬしわを作ってしまいます。
ここで アイロン掛け前のポイント!
(子供服は あまりアイロン掛けは しませんが 大人用の場合)
家庭でのアイロン掛けは 結構大変でしょ?特に綿のブラウス類など!
だったら なるだけしわを伸ばして干すようにしましょう。
家庭用乾燥機をお持ちですか?(無い方すみません)
あるんでしたら 使わない手は ありません。
脱水後 50〜60度で5〜6分乾燥機に入れて叩きましょう。
乾かすというのではなく 暖めてたたき荒じわを伸ばすという感じです。
当然 半乾きです。その後形を整えて干します。それだけで 後のアイロン掛けの
労力が今までの半分位になります。
この方法で 白い衣類やシーツ&カバー類に付いた 赤ワインや黒カビ
も落ちます。
又、家庭洗濯での白い衣類に 他の色が 移った場合なども落ちる
場合もあります。
(”落ちる場合” というあいまいな言い方をしましたが その状態によって落ちない事もあります。)
ここで 白物漂白が たくさんある場合のやり方を
洗濯機内にお湯(この場合洗濯機を使用しますので 温度は50度位迄に)を
その洗濯する量に合わせて入れます。
次に洗剤と漂白剤&重曹をいれ良く撹拌します。
後は、全自動洗濯機の場合 汚れコースでスタート。それで OKです。
(できたら 一回目の濯ぎ時に酢を入れる)
ただし このやり方をすると全自動の場合洗濯槽の外回りが 汚れていたりカビが
あるとそれらが 出てきます。
洗濯槽のこまめな掃除をしていない場合はやめましょう!!
洗濯の前に洗濯機の掃除から!
裏を返せば これで 洗濯機の掃除ができるということでも あります。
次にこんな衣類って多いですよね。
白地に衿だけ紺色とか黒や赤とか または
ポイントに色付きの刺繍が付いているとか。
そんな 衣類に付いたシミを部分的に漂白したい時のポイントを
1/洗面所や風呂場で その衣類に付いたシミの箇所だけに漂白剤つけます。
*しみの部分を濡らし 3〜4倍に薄めた漂白剤を使用します。
2/熱湯をその部分にかけます。
ほとんど一回で落ちるとは思いますが残ったらその作業を2〜3回繰り返します。
部分的に色が付いている物は その部分に漂白剤やお湯が かからないように
考えて行って下さい。
その後は しっかり水で 濯いでOK
それで ダメなら 家庭では あきらめましょう。
最後にこの塩素系漂白剤は 薬にもなり場合によっては毒にもなるというしろもの
です。
少しでも どこかにこぼしていると 「あれ〜!いつも間に白けたんだろう!」
といったことにもなりかねません。
作業後は 周囲をしっかり掃除してどこかにこぼしてないかしっかり確認して下さい。
くれぐれも 各自の責任の元
初めは失敗してもいいような だめでもともとといった物からやってみて下さい。
失敗したら困るような物は 避け いいクリーニング屋さんを見つけて任せましょう!
それでは、健闘を祈ります。
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