CL後衿が縮んだYシャツ

クリーニング後Yシャツの衿(えり)回りが 縮んだ!という経験は、男性ならあると思います。
どうして そうなるのか?という内容が 厚生省生活衛生局指導課が監修した クリーニング
業務従事者講習用テキストに載っていますので まずは、それを抜粋してみます。
 
 
Yシャツの表地の多くは、「防縮加工」されているので 洗濯の繰り返しで縮んで苦情
になることは ほとんどありません。
 
収縮が目立って苦情になるのは、主として衿、カフス、前たてなどの芯地になります。
 
この芯地部分の収縮が 苦情になる主な原因は、二つあります。
その一つは、表地と芯地の収縮差に起因する表地などの波打ち現象です。
 
表地より芯地が 多く縮んだことによります。
このような収縮差をなくすために 防縮加工芯を使用したYシャツが市販されています。
 
Yシャツは 洗濯頻度が高いし 商業洗濯されることも多いので 総てのYシャツに
防縮加工芯を使用して欲しいものです。
 
もう一つは、トップヒューズ芯(表地と芯地を接着したもの)の熱収縮です。
 
この芯地の場合、多くは通常の仕上げプレスの繰り返しで芯地が 除々に収縮し
接着された表面も縮んでいるため、修復が非常に困難です。
 
トップヒューズ芯は、家庭洗濯における衿などのノーアイロン化の為に工夫された
ものですが、それが 商業洗濯の熱処理でやや耐久性に問題があるわけです。
 
クリーニング側としては、プレス温度の低温化の工夫が ありますが、これは 生産性
を低下させ コストアップになります。
やはり、ヒューズ芯の耐熱性を改善して欲しいものです。
 
このように、衿やカフスの構成が商業クリーニングに適さないYシャツがあることを
顧客によく説明するように努めましょう。
 
以上です。
 
 
クリーニング屋としての対策の第一は、衿をプレスする際に 衿を引っ張ってやって
プレスすることです。
 
最近は、機械が引っ張ってプレスするという物も登場してきましたが・・・
 
この衿の縮み度合いは、品物によってかなりの差があります。
一万円前後するオーダーシャツが いいかというと 必ずしも良いとは、言えません。
 
2000円前後のシャツが、よく縮むか というとそうでもない物も多くあります。
ですから 値段だけでの判断は、できません。
 
いまのところの対策としては、やはり縮むということを見込んでぴったりでなく少し
余裕を持った物を購入されることしか無い様です。
 
シャツメーカーさんが 商業洗濯にしっかりと対応した 縮まない衿を作ってくれれば
問題は 無いのですが やはりいろんなコストの問題などが あって分かっていても
出来ないのかもしれませんが・・・・??
(20〜30年前ならいざ知らず 今時縮まない衿を作るのが そんなに難しい???
と多くの方が 考えているのをご存じ無いのかも・・)
 
私自身の事を考えると Yシャツの買い換えは、どんな時か?というと
一番多いのが 衿が縮んできつくなったからで 多くの方がやはりその様です。
 
衿回りだけが 縮んでその他は どうもなっていないけど 着れないというYシャツが、
何枚あるでしょうか!
 
あるお客様が Yシャツの衿の縮みの話をしている時 このようなことを言われました。
 
「仮に縮まないYシャツだと みんな破れるまで着るから 買い換え需要が
すごく減るよね。 だから メーカーとしては、あまり縮まないYシャツって 
作りたくないんじゃない。」
 
みなさんは、この説をどう思われたでしょうか・・?
 
 
 
 
  
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