墨に関しましては、 e-929 の中で触れていますが 大変落ちにくいシミです。
結構墨のシミ抜きということでの 問い合わせが 多いのには 驚いています。
そこで 家庭で 墨を落とす ということでいろいろやってみました。
まずは、ポイントから
★墨は、乾かない内に落とす!これが 最大のポイントとなります。
乾いてないのと 乾いてしまった場合とでは、落方が 全然違うのです。
家庭内で 何かの拍子に墨を衣類やマットにこぼしてしまった場合など すぐに対処を
すれば ほとんど分からない位まで 落とせます。
しかし 一旦それが 乾いてしまうと 大変大変落ちにくくなり 薄くは なっても
輪ジミのような あとが 残ります。
クリーニングに出しても 取れない場合の方が多いでしょう。
(プロの技術で、繊維の種類と量によっては落とせる場合も多々ありますが・・・)
それでは、やり方です。
用意する物は、マジックリンと石鹸です。
(マジックリンとご飯粒でも 落ちますが 食べ物を使いたくないので)
まず 衣類に付いた場合、その部分に 水で2〜3倍に薄めた マジックリンを掛け
石鹸をこすりつけ 揉み洗いします。
すぐに墨が 全体に広がりますので 水道で洗い落とします。
再度 マジックリンと石鹸を付け 揉み洗い 〜水道で洗う〜
その繰り返しを することで ほとんど落ちます。
ウール製品の場合 結構落ちやすいのですが 揉みすぎるとその部分が 後で硬く
なりますので 揉むより 和裁用のへらなどで しごき出す様にした方が 良いでいょう。
それも 出来るだけ 優しくして下さい。
綿、ポリエステルの厚手の白は、ごしごしやっても結構大丈夫です。
しかし 色物の場合は、当然色落ちが 考えられます。
(色が白けても 黒いシミよりは、良いとは思いますが・・・)
レーヨン繊維は、そんなことしたら 破れてしまいますし シルクもデリケートですから
裂けたりします。
ということは、手が付けられません。
麻は、かなり 白けてしまいます。
出来たら キチンとシミ抜きをしているクリーニング店にすぐに出したいところですが
お店に持っていき 実際に作業している所に着く頃には、当然乾いてしまっています
ので かなり難しくなっています。
結局 「墨は、落ちません!」ということでそのまま 返ってくるのが ほとんどでしょう。
ですから 墨は、乾かない内に処置したいものです。(分かっていても出来ない場合も
多々あるでしょうけど・・・)
|