たぶん どんな新しい処置方法が あるのだろう? と思われた方も多いと
思いますが 違います。
いろんなサイトで シミが付いたときは 濡れタオルや塗れティシュ等でとんとんと
たたいて移し取るという内容をよく見ます。
それが 間違い というのではなく たしかにそれで良い物も あるのはあります。
しかし それをしたが故に シミがかえって落ちにくくなったり 輪染みをかいたり
など 多くの問題を発生させています。
ここで 実際のトラブルをご紹介します。
実例1
ウールのパンツにシミ(生理の血液)が 付いたので家庭で洗剤と漂白剤を使い
濡れタオルでたたいたら シミが輪染みになって広がり また部分的に白けてしまった。
実例2
レーヨン、シルクの混紡のスカートにシミがついたので やはり濡れたハンカチでとんとんしたら その部分だけ綺麗に丸く 輪染みになった。
実例3
テンセルのパンツ(青)にシミが付いたのでこすったら そこだけ白けた。
実例4
白い綿&ポリウレタンのブランドパンツに焼き肉のたれが2滴こぼれたので
濡れたおしぼりでたたいて取ろうとしたら だんだんと黄色く薄い輪染みが
直径30p位まで 広がり どうしょうもなくなった。
実例5
ウールの背広の肩口に 口紅が付いたので 奥さんが 液体洗剤と液体
酸素系漂白剤を使いあれこれするがどうしてもとれず 結局はその部分だけ
白けてしまった。
実例6
生成のパンツに付いたシミを落とすのに 市販の合成洗剤を直接かけて
とんとんしたら そこだけ白けた。
などなど これらは ほんの一例です。
つまり 最近の繊維の多くは 輪染みを発生させやすいのです。
また シミの多くは そんな応急処置だけで綺麗には 落ちません。
おもだった食べこぼしのシミの構造を説明すると
布地の上 つまり一番下に色素 その上に蛋白質 その上に水溶性のシミ
その上に油性のシミといった構造になっています。
ですから 基本的にしみ抜きをする場合一番上の油性処置から行わなければなりません。
順番を間違えると かえってシミが 落ちにくくなるのです。
家庭で使う物として 油性の場合だとベンジンが ありますが このベンジン
でも 輪染みが 出来る場合が多々あります。
特にレーヨン製品、また最近の綿製品も多く輪染みが 出来やすい物が沢山あります。
それが 高額な高級衣料に本当に多いのです。
つい ”何とかしたい” で濡れたハンカチでたたきたい気持ちは わかります。
また 漂白剤の方が洗剤より落ちそうという気持ちもわかります。
しかし 大切な衣類であればあるほど自分で処置などしては いけません!
漂白剤でとんとんなどもってほか!
漂白剤は 汚れを落とすというものではなく 色素にのみ 有効なものです。
色素の上にある 汚れを取り除いて最後に漂白が いきています。
最初からいきなり 漂白剤をつけても落ちるわけが ありませんし 色物ですと
その部分だけ白ける場合があります。
(酸素系液体漂白剤でもあります)
合成洗剤の多くは 蛍光染料を含んでいますので 生成の衣類に直接塗ると
その部分だけ 白けるのもこれまた当然のことなのです。
大切な衣類でしたら クリーニング代をおしむより 良いクリーニング店にまかせましょう。
まともなお店は 初めて付いてクリーニングにきた 食べこぼしのシミは必ず
落とします。
まずは そんな信頼のおける クリーニング店を見つけておくこと が最大のポイントとなります。
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