写真では分かりづらいですが えり、そでがかなり汚れています。
最後に きれいになった写真を載せています。

かなり襟、袖が汚れています。

綿コートの黄ばみ

綿のコート、半コートを着ていると 襟や袖を主に 全体もだんだんと汚れてきます。
どんなに気を付けて着ていても 汚れてくるのは いたしかたないところです。
 
しかし これを家庭で何とかきれいに
というのは 無理なお話です。
 
今回は 家庭で では なく クリーニング店でのお話です。
 
お気に入りだったらよけいに何とかしてまた 着たいと思いますよね。
 
しかし クリーニングに出したのに きれいになってこない はたまた
クリーニングに出したら よけいにだんだん黄ばんできた・・・・
 
などという お話を時折耳にします。
 
結局のところ いつも言っていますが、クリーニング店の仕事内容、技術等は
どこも同じでは ありません!
 
ただ 洗えばいい・・・  といった仕事しかしていないお店では 絶対にきれいに
なって返っては きません。
 
具体的に言えば
2〜3回位着た 軽い汚れは 通常のドライクリーニングだけで 十分落とせます。
それが 落ちてこないお店は ドライクリーニング溶剤の管理等が出来ていないお店です。
 
そのようなお店に 続けて出していれば 当然ながら 汚れが蓄積されて
大変きつい 落ちにくい汚れやシミになっていっています。
 
また 着たまま クリーニングせずにそのまま仕舞い込んでいて 黄ばみを
発生させてしまう場合も あります。
 
このような きつい汚れやシミを落とすには それなりの技術や設備等が必要です。 
それに 経験も・・・
 
上記のように汚れのきつい物をどのようにして落とすか 当店の内容で具体的に説明します。
 
1、まず ドライクリーニングで油脂や油系の汚れを落とします。
汚れのきつい部分には 前処理としてしみ抜き剤等をしみ込ませて 良い
ソープを規定量投入して 洗います。
*このドライクリーニングの内容もどこも同じでは ありません。
その店その店で まったく違います。
乾燥は それによって 乾燥機乾燥、又は 自然乾燥します。
 
 
2、次に水洗いです。
正確に言うと お湯(50度前後)を使用します。
 
使用する 洗濯機は その衣類の状態等で違います。
家庭用遠心力洗濯機を使用する場合と業務用の水洗機を使用する場合があります。
 
お湯は 軟水です。(一般の硬水より汚れ落ちが良い)
その中に 洗剤(2種類のブレンド)、水洗い用品質保護材(防縮、防シワ)
漂白剤(過炭酸又は過酸化水素、場合によっては 併用)
アンモニア水、等を入れ 攪拌しその中につけ込みます。
 
つけ込み時間は 汚れ具合で違います。
 
その後 シュウ酸や酢酸を使用し 中和し しっかり すすぎます。
その段階で きついシミが 残っている場合は 部分シミ抜きをします。
 
次にシリコン配合の仕上げ剤の中につけ込み しばらくして 脱水します。
 
そのままだと かなり シワがありますので 50度位の熱で 5〜6分 乾燥機に入れ荒ジワを伸ばし 
その後自然乾燥します。
 
だいたい乾いた状態で 人体と呼ばれる仕上げ用人形にそれを着せ
中から 蒸気と熱風で乾燥&荒仕上げを行います。
 
最後に 焼き(電気)アイロンで しっかりシワを伸ばし 完了です。
 
 
ざっと書きましたが 結構大変でしょ!
ですから ここまでの仕事をやっていないお店の方が 多いようです。
 
この様な行程でも それが 新品になるわけではありません。
 
当店では お受けする時 あまりに汚れシミの激しい場合は 多少残る事を事前に言っています。
 
いつまでも 気持ちよく着るポイントは
 
きつい汚れや たくさんシミが付く前にこまめに 良いクリーニングをすることです。
 
クリーニングをすると傷む  というように思われている方もいるようですが
こまめなクリーニングをしていない方がシミ汚れが 蓄積しいつかは とても
着られる状態では なくなります。
 
ちなみに これらの工程をクリーニング業界では 『復元加工』 という名称で
呼んでいます。
 
料金も その店その店で 違います。
当店では 6000円前後です。
(高いと思われるか 安いと思われるかは その方次第です。)
 
結局の所 『家のクリーニング屋さん』を見つけておくことがベストとなります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
  
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