Last Updated: 2008/6/17


研究室
 

 Wednesday, 9 August,2006    従格鑑定か、転換法か
鑑定上、従格として観るか、小山内式転換法を用いて鑑定するかで迷う事がある。
 
以下の命式は、皇室の方々の物である。
 
【昭和天皇陛下】
 
辛 丁 壬 辛
亥 丑 辰 丑
壬 己 戊 癸
 
大運
  〜 7歳 壬辰
 8〜17歳 辛卯
18〜27歳 庚寅 1924年 甲子 御成婚
28〜37歳 己丑
38〜47歳 戊子 1945年 乙酉 敗戦
48〜57歳 丁亥 
58〜67歳 丙戌
68〜77歳 乙酉
78〜87歳 甲申 1989年1月 戊辰 崩御
 
命式には印・比劫が無く、月齢は食傷が旺じ、日支に食傷があるので従児格とも言えそうだが、命式全体には官殺・財が多く、食傷は影が薄い。
従勢格かも知れないが、大運に印旺じる時期に御成婚され、天皇即位もされている。
 
転換法を用いれば、上記の命式は月齢が甲・印となる。
身弱で印や比劫を基本的には喜ぶ。
 
官殺旺じる大運に敗戦を迎えられ、戦争責任を問われる。
身弱に官殺は救いようがないと言える。
その後も官殺、食傷、財と、大運に旺じる運気が続くが、大運天干に比劫・印が巡るので、多少の救いはあったのだろう。
 
 
【昭和天皇皇后】
 
乙 癸 甲 癸
卯 巳 寅 卯
乙 丙 甲 甲
 
大運
  〜 0歳 甲寅
 0〜 9歳 乙卯
10〜19歳 丙辰
20〜29歳 丁巳 1924年 甲子 御成婚
30〜39歳 戊午
40〜49歳 己未
50〜59歳 庚申
60〜69歳 辛酉
70〜79歳 壬戌 1976年頃 丙辰 腰の負傷、車椅子に頼られる生活。
80〜89歳 癸亥
90〜99歳 2000年 庚辰 老衰で崩御
 
上記命式は月齢に食傷旺じ、命式にも食傷多く、印・比劫無く、従児格が成立する。
 
大運から観ても、身を弱める食傷や財、官殺が40代まで続く。
 
印が旺じ始める50代から破格と観ても良いかも知れない。
73歳頃には腰を負傷され、車椅子に頼る生活を余儀なくされている。
大運は壬戌(辛)で印が旺じる時期だ。
 
それ以前の大運から印が旺じているので、体調に何らかの不都合が積み重なれた可能性が考えられる。
 
転換法を用いると、月齢が印となるが
身弱には違いない。
しかし、大運による印・比劫の幇助が無い時期の方が、良好なものとなっている事を考慮すれば、転換法よりも通常の従格として観た方が適切のようだ。
 
以上のように、転換法を用いた場合に適切となったり、従格鑑定として観た方が適切となる場合があるようだ。
 
 
 
 


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