水墨画技法

水墨画とは
水墨画技法
Q:水墨画はどんな絵画をいいますか。
A:水墨とは荊浩(10世紀前半)いう人が言われています。
「水を用して墨を暈す」とあります。
「ある程度の色彩はその範ちゅう(漢字が出ません、田+寿です)に入れてよいとあります。
日本に渡来したのは、鎌倉時代のはじめといわれております。
室町時代には、雪舟などによって日本の湿潤な風土に合った「日本水墨画」が完成したと言っていいでしょう。近代以降の水墨画は西洋画の技法が大きく影響しており、かっての水墨画とはずいぶんと違った
方向になっています。私どもも近代水墨画といって見たままに、感じたままに描くように指導しています。
私のように、「墨彩画」の名のもと、極彩色画に描いて、誤魔化しています。墨の濃淡・明暗・潤渇をもって森羅万象を表現する絵画」それが水墨画です。
2005/07/05
水墨画技法(1)
(1) 直筆法 (ちょくひつほう)
 
 直筆法とは、筆管を垂直に立て、双鉤(そうこう)法「三本の指で筆をささえる方法」で筆を持ち、懸腕(けんわん)「肘をあげる腕法」で描くことを理想とする作画の技法でであり、書道にも共通の用筆法といえる。
 主に線描に用いられ、剛直にして流麗なる線を表現することができる。
 
  この技法は水墨画や日本画の絵画制作では、最も重要な基本法であり、作品の品性の高揚にも直接的に影響するところが大きい。
《コツ》筆先を紙面に立て、蔵鋒(逆筆に起筆)で、穂先は線の中央部を通す。
※ 蘭、竹の竿、竹の葉の一部、輪郭線、葉脈、細い線、表現を厳しさにするとき。
2005/07/07
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(2) 側筆法 (そくひつほう)
 
 側筆法とは、直筆法に対して用いる言葉で、筆管を倒し穂の腹部を用いて作画する技法である。
 
直筆法とともに水墨画において最も基本となる技法で、主に面描きなどの比較的広い範囲の表現に用いられる。「三墨法」という調墨法を用いて側筆で絵柄に墨の濃淡の諧調や立体感を表現する
         
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 / 淡 | 中 |  濃 ||
  墨 | 墨 |   墨 | 先はコチラ
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三墨法とは筆の穂に濃墨、中墨、淡墨の三種類の濃度の墨をつけ、それらが穂の中で混和する前に描くというものです。
 
 1、まず筆の穂全体に水をふくませる。
 
 2、次に淡墨をふくませる。
 
 3、2でふくませた墨よりよりも濃い墨を穂先にふくませ、よく混和する。
 
 4、次に再度濃墨を穂先につける。 「逆三墨法」もあります、
 
※ 三墨法は水墨画の最も大事な基本調墨法です。しっかり練習を重ねることです。
特に調墨の仕方によって、水墨画特有の美しい諧調を表現することも可能です。
 
 付立法(つけたてほう)といわれる技法は用筆法として「側筆法」ともいい、円山四条派の温雅な画風の完成は、この側筆法の成果といっても過言ではないだろう。 
 
 《コツ》筆管を紙に斜めに傾け、穂先が線の端を通す、起筆は露鋒、(45度の角度で穂先はそのままで)、つまり筆の腹で描く。線は幅広で柔らかな雰囲気をもつ。
 
※ 三墨法(後述)に用いる、墨の濃淡に、立体感に、花びら、葉の部分、椿、薔薇・朝顔、万年青等々。ボカシ等、多種多用に使われる。
 
 
 
 
 
 
2005/07/10
3)鈎勒法  (こうろくほう)
3)鈎勒法  (こうろくほう)
 
鈎勒法とは、線による輪郭描きで物の形象を表現する技法である。
 
面によって表現する付立法とは対照をなす技法であり、線の濃淡や強弱、肥痩などによって、
絵柄のよしあしが決定される部分が大きいといえる。
 
水墨画とは“水暈墨章”(すいうんぼくしょう)がその語源だといわれ、
水をもってぼかしていくところにその特長があるが、作画の上で線によって表現する
鈎勒法が必要とされる場合もある。
京都高山寺の「鳥獣戯画」などが、鈎勒法を用いた代表例といえる。
 
Q: 鈎勒法(線描)の種類はいくらありますか?
 
A: 運筆や線質の種類によって鉄線描、柳葉描など18種類があるといわれています。
2005/07/10

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Last updated: 2005/9/12