お寺の長老猫のクロちゃんが亡くなってから、猫たちは心なしか元気がないような、いやいつもと変わりないような。。。
猫たちに先日、言っても聞かないことでしょうが言いました。
この前、本堂前にある猫のハウスに猫たちが入っている時に、他の猫がやってきてハウスの入り口で毛を逆立てて鳴いておりました。
寺猫たちもハウスの中から声を上げておりますが、出入り口に立たれていてはどうしようもありません。
いつもならけっこうほおっておくのですが、今回は助っ人として仲裁に入りました。
まぁ、出入り口を押さえられているということと、クロちゃんがいないということもあって、最初は本堂の廊下からガラス越しに眺めていたのですが、なんだか可哀想で助けに入ったのです。
その後、猫たちを前にして、「もうクロちゃんがいないんだから、あんたたちでお寺を護らなくちゃいけないんだよ!」
この真冬にも関わらず、近所の猫もご苦労なことで、クロのいないお寺を縄張りにしようと忙しいようで、ご苦労なことです。
それにしても、寺猫たちは今までクロちゃんに護られてきましたので、今いる子たちはか弱いですね。
長旅に出ているシロがいないこともあり、雪が解けるこれからが大変でしょう。
指導といえば、猫たちのご飯の量にも指導をしました。
クロがいないというのに、今までと同じ量なので私が言ったのです。
「ちょっと大いんじゃないの?」
でも、このままの量でいいそうです。
「だって、ご飯忘れちゃう時もあるから」
ということで、クロちゃんがいないということで寺猫たちの受難は続くようです。
それにしても、クロは幸せな寺猫でした。
クロちゃんのファンは多く、お参りに来る人たちからもクロに会いに来る人が多かったし、クロちゃんにお土産ということで気を使っていだたくこともしばしばあり、時には包装紙を巻いてリボンを掛けてプレゼントされることもありましたからね。
トップがすべてをしていると、下が育たないのは、人の世界も猫の世界も変わりありませんね。
それで思い出しのですが、私が修行していたお寺の御前様はこのことをよく弁えておりました。
当時、御前様は本山のNO.3でした。その後、昇格の話がありましたが、「年寄りが上に立ってしまうと、若い者がすることができずに人が育たないから、わしゃえぇ。その話、断れ」とのことでした。
御前様個人は上にゆきたい気持ちはありましたが、組織のことを踏まえて譲歩しておりました。
私の心の中で、たびたび御前様は姿を現して共にあるのですが、同じようにクロちゃんも私の心と共にこれからの人生を歩むことでしょう。
どうぞ、わたくしをご指導よろしゅう!
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