本の発売が遅くなりまして、夏中には出る予定になっておりましたが、11月1日の発刊となりスケジュールが進行しております。
人に会うたびに、「まだですか?」「いつですか?」と聞かれますが、さらに出版が遅くなりましたのでお待ちくださいね!
遅くなったのには訳があります。
ちょうど出版社の女性が1ヶ月前に愛犬を亡くされて落ち込んでいるところに、私の担当の方が原稿を持っておりましたので、「これでも読んでみたら」ということでお渡ししたのです。
そして、その方が原稿を読んでとても感激して、「ぜひお礼の挨拶と出版社の人間として提案したいこともあるので、時間を取ってほしい」とのことで、お互いの時間が合わなくてその分遅れております。
この出版社は仏教やお寺さんの書籍を扱っているところなのですが、「ここまで人の心の有り様を言葉にすることができるなんて素晴らしい」と自分で記すのは気恥ずかしいことながら、いろいろな言葉で大絶賛してくださいました。
この女性は出版社の専務さんでして、「良いものは時間を掛けてもいいから、より良いように整えて急がない方がいい」「一冊では足りないしもったいないから、上巻・下巻か三部作にした方がいいのではないか」「絵本にもしたい」「軽い体裁にしてエッセイのような形でもいいのではないか」「ぜひ、みんなに読んで欲しいから販路を拡大するための時間が欲しい」などといろいろな意見を頂きました。
そんな訳で、出版を急がずにゆっくりと整えることになったのです。
何より嬉しかったことがあります。
「この本は他の出版社なら相当売れるだろうから、先生のためにも他に回した方がいいわよ。出版社が出版社を紹介するのも変な話だけど、この本を多くの人に手にして欲しいから」と言われたことです。
「そんな人だからこそ、私はこちらでお願いしたいと思っているのです」と言いました。
確かにいっぱい売れた方がいいのですが、ただ売れればいいという訳でなく、読んだ方の心がほっとするように書いたので、心をお届けしたいのです。
だから、私のことを思って自社の利益を捨てて言ってくれるような心のあるところから出版したいのです。
これは合同供養碑も同じです。
供養碑を建立するのに費用ができるだけ掛からない方がいいので、いくつかの墓石屋さんに見積もりを出しましたが、他の業者は「他社より安くしますからぜひうちでお願いします」「なんでしたらデザインも全く同じでしますのでお願いします」などと仕事欲しさ・利益欲しさが前面にでていて嫌だったのですよね。
それに比べて、供養碑をお願いした墓石屋さんは、私の人柄を勝ってくれているし、私の想いと予算を理解してくれたうえで譲歩してくれたりしましたからね。
ただ造ればいいのではなくて、私はそこに心がないと嫌なのです。
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