夜は早めに布団に入るものの、精神が緊張しているのか、なかなか寝付けません。
寝たような寝れなかったような。。。
明日行うべきことをイメージトレーニングしているといつの間にか寝ているのですが、時計を見ると1時間過ぎており、明日のためにも寝ようとするも眠れません。
だから、明日の問答をシュミレーションしているといつの間にか寝ているのですが、時計を見ると1時間過ぎており、明日のためにも寝ようとするも眠れません。
そなかんなで1時間おきに時計を見ながら4時半となり当日スタートです。
朝のお経、掃除が終わり、法要の時間が近づくにつれ、家族や檀家さんが参詣し、御寺院さん方も集まり、だんだん本番間近という雰囲気に包まれてきました。
そんな中、私は薄いピンクの着物を着た一人の女性に見惚れておりました。
妻ですよ!
他の女性ではありませんよ。
ひと目がないのを確認して、着物姿の妻に擦り寄っては、
「綺麗だよ。どこの令嬢かと思ったよ。」
「今日の披露は絵里の着物姿だね!」などと、いちゃついておりましたくらいですから、緊張していないのでしょうね。
法戦式のことは書き記すことが難しく長〜くなりますので省略します。
とにかく無事に法戦式を終えて、最後の最後まで緊張感を保ちつつ冷静さを失わず、教えられたことを思い出しながら、注意点を留意しつつ、前日に変更になった箇所も間違えずに終わりました。
日々体に染み込ませた動きでもって、一生に一度しかない式ですから、持てる力のすべてを出し尽くし、自己採点100点満点と言ってもいいほどの完璧に満足いく仕上がりで、声良し、気迫良し、動き良し、心良しで、自分ではあらゆる場面で心を込めることができて満面の笑みでもって式を終えることができました。
自己評価が高いだけに、参列した方々からも、凄かった、感動した、良かった、と言われ、私のことを良く知らない人などからは、舞台とかやっていたのですか?とか、お坊さんの前は役者さんだったの?などと聞かれました。
あ〜よかった。
ほっとしました。
そうそう、この式を盛り上げたのは、私だけではありません!
長男の弁事和尚さんです。
大きな声でハキハキと長文を唱え、私との問答も息がピッタリ!
それらすべてをちゃんと暗記して、きちんとできたことに感無量でした。
参列した人の多くの方から、お前さんも凄かったけど、子供さんも良かったよ〜と言われ、自分のことより子供のことを褒めてもらい嬉しくなってしまいました。
親ばかですね。
この後、本堂前にて和やかに記念撮影を済ませ、披露宴会場に席を移します。
宴会の始まりに御寺院様から一言あり、涙が止まりませんでした。
それは、1ヶ月前に出会ったこの青年は、私のお寺に挨拶に来たときお拝をするとき緊張していて手が震えていたのを覚えております。しかし、今日の法戦式においては見事に大任を果たし、私の元にお拝しに来た時は、真っ直ぐな視線で私を見据えたまま合掌をし、目を合わせたまま静かにお拝をする姿を見て、これからの僧侶に対する本人の生き様を見たようで、忘れかけていた若き日のことを思い出し、清々しい気持ちでお拝をさせてもらいました。
たぶん、ここに列席している御寺院方すべてが同じく感じていることでしょうが、こんなに気持ちよく、心清々しい思いは何時ぶりだろうかと人生を振り返ったことかと思います。
みなさんの心にも何かが呼び起こされたことでしょう。
そんな人生にも稀にみる清々しい時を一緒に居合わさせてもらったことを感謝したい気持ちでいっぱいです。
“ありがとう”“おめでとう”
と言われ、涙ながら列席の御寺院様方の顔を見ると、みんながニコニコして頷きながら拍手してくださいました。
もう嬉しくて男泣きです!
そうして、涙と笑顔のお酒を酌み交わし、みんなに今日のことを褒めていただきました。
私はこの日の老師たちの笑顔を忘れません!
だって、みんな子供の時のように純粋にはしゃいでいるかのような気持ちの好い笑顔で、今という瞬間を楽しんでいたからです。
大人のあんな笑顔久しぶりに見たからです。
皆さんに支えられ助けられ、忙しい中2日間に渡り列席して頂き、どのようにして感謝してよいか分からない私は、今後の生き方でもって感謝に替えさせてもらおうと気持ちを込めながら、真っ直ぐな気持ちでお拝をするしかない、この1拝1拝にすべてを込めて感謝させてもらいました。
こんなに良い式が挙げられたのは、皆さんのお陰様であり、私の中のみんなのお陰様です。
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
PS:飲めない私が不思議なくらい飲んだのに、あまり酔っておりません?その後のお寺の後片付けが終わって家に帰るまでは意識が張り詰めていたのでしょうね。
家に帰って来てからも意識が高揚していて疲れ切っているのに眠れませんでした。
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