フライを浮かべに
 フライフィッシング風な釣行記
 

好調と憂鬱
 
■4月19日 


雨雲の尻尾は意外に長く、予報を裏切って雨模様。
東吉野に9時到着も車から出る気にならない雨脚。
車の中でラインに潤滑を塗る。徐々に明るくなって霧雨、車から出ると
寒!
気温がかなり低い。風が冷たい。シャツだけでは寒すぎるのでトレーナーを着込む。
熱っいコーヒーでも煎れるか。」
ケトルをバーナーにかけてから釣りの支度をする。
ウエーダーを履いてほっとする足元の冷え込み。
 
今日は期待薄?虫は全く飛んでいない。
熱いコーヒーを飲んでホゥとした吐息が白い。
このライズポイントは諦め、上流へ上がっていく。


山桜が満開、渓流には花と若葉が一緒になり派手さが押さえられた山桜が似合う。
 
土曜日だというのに材木運搬のトラックが行きかう。
上は対向するところがほとんど無いので歩いて上がることにした。
堰堤を見ると怒涛の落水、通常の場所は増水白泡だろう。
普段はちっこいのしか居ない浅瀬に入る。
 
「今日は深瀬やな。」
ラインを伸ばして一振り、後ろの低木に引っかかる。フライが無い!
1回も使わんとロストや...縁起悪う。
早々にトラブル、こんな日は1日ライントラブルが付きまとう(気がする)。
今日はウロウロせずに、短い区間の浅瀬をじっくり流す。
この増水では何でも食うか。と思いきや かなりシビア
たまにライズして、居るのは判っているのに出ない。
#18の茶系にしか良い反応を見せない。
じっくり。それでも小一時間で奥の滝にたどり着く。
ここで6匹、バラシ2匹。
ライントラブル3回は、いつもこんなもんだ。
しかし、岩の間に吸い込まれテーパーラインを切る羽目になった。
 
<興味深い情景>
立ちこんでフライ交換してると右前、岩の横でライズ。メチャ近い。
キャスト(というよりちょうちん釣り)
フライは確実に咥えられた。しかし、あまりに近すぎてティペットが浮遊状態。
アマゴはローリングに入ってラインが巻きついた(と思う)。
やっと(といっても1秒は無い)テンション掛けた時にフライが外れ、くるりと回って
ボディにスレがかりしてしまった。
「こんな場合もあるんだ...」
 
滝上は釣りにならない白泡、さっさと歩いて抜け出...
増水とぬれた岩はいつものように進めない。
上流でも山吹が咲き始めた。
 
 
車を止めた下に入る。ここも良い感じで反応する。
良い手応えの20cm、くすんだ体色の朱点少なめ、
尾びれが小さいのは、泳ぎ回れるような広い渕が無いから。
ここはバラシ無しで切り抜ける(フッキング率低下です)
 
軽トラが止まって人が降りてきた。何か青い奴を振っている。
長い流出しをちょうど越えたところで岸に上がる。
振ってたのは腕章、漁協の人だ。
遊魚券持ってますか?
え?
5年通って初めて提示を求められた。この人は初顔だ。
今年の緑の券をポケットから出して見せる。
「良いサイズ釣ってますね」
そう言い残して去っていった。
腰にぶら下げた透明ビニル袋には20cmサイズが2匹、小さめ2匹。
この長い流出しではリリースで上流に走られたくないので一時確保してるやつだ。
流れに戻ってそっと リリース...
 
次の流れへ


END