短歌21世紀歌集ライブラリーについて
 
 

 
短歌21世紀の会員皆さんの歌集を、インターネット短歌21世紀ホームページの、「短歌21世紀歌集ライブラリー」で、広く紹介すると共に、どんな歌集が出版されているのか整理しておきたいと思いますので、次の要領で発行所までお知らせください。
著者名、歌集名、発行所名、発行年月日、価格及び歌集の代表歌三首。Eメールまたは、はがき使用のこと。なお、短歌21世紀結成以前に発行された歌集物故会員の歌集を含む。
 

 6   会員の最新歌集
更新日時:
H19年9月23日(日)
会員の最新歌集・歌書
 
猪股靜彌著『木簡は語る』    和泉書院     二五〇〇円
平城宮跡の遺跡から、文字の書かれた木片が出土して半世紀、
万葉びと息吹、感情、生活の面影、木簡のさまざまな話に耳を傾け、
著者独自の世界を築いた一冊である。
 
若宮貞次著『連作と現代短歌』 短歌新聞社    二五〇〇円
 人麿から、左千夫、赤彦、憲吉、茂吉、文明、保義、等々の連
作を検証した一書。
 
横山季由歌集『風通ふ坂』   短歌新聞社    二五〇〇円
相離れ暮すも七年目に入るならむ互ひに通ひ合ふ心恃みて
  毛筆に転記したまひし歌数々こころに触れてこもるいち日
 
 野本幸男歌集『アルノの朝』  短歌新聞社    二五〇〇円
  春の日のさし込む部屋に出だし来る追悼号を一日読みたり
  夕べ干す洗濯物の連なりて庭に駱駝の朝日を浴ぶる
 
中川尚志歌集『川上集』     短歌新聞社    二五〇〇円
わが生の前後に無限の時ありてひととき点る吾の命か
 水のごと交はりし人ら懐かしくいづへにゆかむアララギの後
 
(申し込みは著者又は発行所へ)
 
 

 7   会員の最新歌集
更新日時:
H19年9月23日(日)
会員の最新歌集・歌書
 
小野田勉歌集『夏の夕べ』   短歌新聞社    二五〇〇円
  その顔に軽蔑の様今日は見る元運転手と言ひたるときに
 鎌倉に寒牡丹見に行きたりき吉田先生と三十年前
 
栗村喜代子歌集『今年の桜』  短歌新聞社    二五〇〇円
 新聞を見つつ突然に東京へもどらうかと夫の言ひたり
  ありありとその日のさまのよみがへる五十六年たちし三月十日に
 
横山季由歌集『風通ふ坂』   短歌新聞社    二五〇〇円
相離れ暮すも七年目に入るならむ互ひに通ひ合ふ心恃みて
  こころ気負ひ働きつづけし三十年かへりみて残るもの何もなし
 
 野本幸男歌集『アルノの朝』  短歌新聞社    二五〇〇円
  ベドウインの生きる姿に会はむとて果てなき砂漠を駱駝に乗りぬ
  声高に泣きたる童女を気にしつつベドウイン女の粉を練るなり
 
 荒井孝歌集『しぐるる庭』   短歌新聞社    二五〇〇円
  行く先々花水木咲けりこの村に病みて帰りて又春に逢ふ
奥沢より移しし楝屋根を越え咲き垂れし年々の花の幻
 
(申し込みは著者又は発行所へ)
 
 

 8   会員の最新歌集
更新日時:
H19年9月23日(日)
 
     会員の最新歌集
 
古賀多三郎歌集『雲の音』  短歌新聞社  二五〇〇円
 
   声を持たぬ生物の意思の伝達法なかんづく植物の意思の伝達
   藤沢周平描く剣士が雨に暮るる新宿雑踏にまぎれむとせり
   「意地を通せば」といひしは漱石か道理の外を生きし人々
 
奥井憲太郎歌集『春の雨』  短歌21世紀 一二〇〇円
 
   野球でも見ればと妻はテレビつけ夕べサティへ買い物に立つ
   つぢつまの合はぬ話もしばし聞かむ老いし吾等の集い又楽し   

 9   会員の最新歌集
更新日時:
H19年9月23日(日)
会員の最新歌集
 
増田安次歌集『京城』     短歌新聞社  非売品
城下町を火砕流より救ひたる前山は星空に黒々と聳ゆ
  京城に同じ頃ゐしとあとより聞く九十二歳の翁逝きたり
 
臼井昭夫歌集『あづみ野』   ユースビジコム出版
摘む子らの今は無きかな防鳥網めぐらす中に熟るる苺を
  常念を捲く雲は絶えず動きゐて頂の雲の見ゆるひと時
 
斉藤淑子歌集『桂花香りぬ』  新星書房   非売品
久々に月を見たりといふ夫とほてりの残る道帰りくる
  日本語を聞かぬ四日の旅にして救ひのごとく桂花香りぬ
 
藤原みよ子歌集『光と音』  短歌新聞社 二五〇〇円
雀さへ夕光の梢にまどゐせり己れ励まし笑ふべし今宵を
  この今を告げむに虚し藍ふかく能美島は目交にあり
 
橋爪義輔遺歌集『続々野阜』         私家版
 ふかぶかと刈草敷けば摘果終へし柿園の実も太り行くべし
 生命ちぢめし農の一生かこの道を究め励みしと言ふにもなきに
 
青柳雪子歌集『越えてし行かむ』 短歌新聞社 二五〇〇円
 木の下に母と子二人の昼餉にて心通ふも幾年ぶりか
 老い吾に造りくれたる部屋深く差しくる冬日一日暖かし
              (申し込みは著者又は発行所へ)
 

 10   会員の最新歌集
更新日時:
H18年9月26日(火)
会員の最新歌集
 
 
大河原惇行歌集『雨下』     短歌新聞社  一〇〇〇円
闇の彼方に音を聞くべき時は過ぎむ一つ魂の静まれるまへ
 近くゐて近づけぬ思ひをりをりの心は齢の故のみならず
古賀多三郎歌集『雲の音』    短歌新聞社  二五〇〇円
 声を持たぬ生物の意思の伝達法なかんづく植物の意思の伝達
伝へくる春のいぶきのごときものステンドグラスの円状の形(けい)
渡辺和佐子歌集『時の花譜』   短歌新聞社  二五〇〇円
励まして己みづからはげまして夕べとなれりカーテンを閉づ
気を張りしふた月過ぎぬ肩冷えて目覚むる朝雨は静かに
辻淳二歌文集『感謝と始動』   郁文印刷株式会社 非売品
新潟に通いの講義半ば過ぎ車中に眠ることにも慣れぬ
この歳で為すことがある幸せの持続を願うもう暫らくは
 猪股靜彌歌集『万葉游』     冬至書房  
  とほき世の高きみこころ思へよと雲さへにほふ田原西のみささぎ
  花びらを土に埋みし寒あふひあはれは花の濃き土のいろ
 今野金哉歌集『摺上川』             非売品
   老い母に「交通事故は起こすな」と諭されて帰る警官の吾
  昼の間のベッドに寝ねて見し夢を母は夕(ゆふべ)に吾を待ちて言ふ
 
              (申し込みは著者又は発行所へ)
 



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