だいぶ前にこの映画を見てました。
見た当時も確かいい作品だったという記憶があるのだが、いいと思ったにしては内容をさっぱり忘れていました。
解説などを読むと、文化大革命で翻弄された二人の話みたいなことが書かれてるが、そっちの先入観で見ていたのだが−−−、前にも書きましたが、完全な恋愛映画ですね。歴史に翻弄されたという前提が有りますが。
まずは背景の歴史。文化大革命という中国の出来事はあまり知らない。映画では1966年の話と書いた。今から34年前。私もうっすらと記憶があるのだが、日本の雰囲気としては、なにか歓迎するようなものだった感じがするのだが、幼いながら。親に黙って私も毛沢東語録を買った記憶がある。この思想というか粛正は私は知らない。支配層、裕福資産家への激しい粛正だったようだが、それにより迫害され、翻弄された中国人は多かったようだ。そのあとこの誤りにより名誉回復されていく。このように支配層の治の力によって人間の運命が翻弄されていくのに憤りを感ずるが−−−。
マルクスが称えた階級闘争、資本家と労働者、その思想が20世紀に世界に広まっていった。それが今日消えようとしていこの不思議さに私は驚きます。確かにマルクスの思想が自由主義、資本主義の中身を変えてきてはいるが。では、今地球を支配しているこの資本主義や自由主義が正しいものなのか−−−
で、そういう支配者、政治の力によって運命を変えられた男と女。
最初は軽蔑し合っていた二人が、徐々に知り合い、ふれあい、愛し合い、幸せになっていく姿が、見事に描かれていますね。この女性の仕草、笑顔がとても素晴らしい。大きな歴史の中で翻弄されながら、最初は嫌いでありながら、また、歴史が二人を愛させたという、大きな中国の歴史のうねりみたいなものもみて取れました。
骨太の恋愛映画と言う感じです。
「ひまわり」や「ドクトルジバゴ」のような感じの映画ですね。
いい映画でした。でも、こんな映画を作り上映する中国映画の力、凄いですね。
とても、日本ではこんな映画が出来ないのでは。俳優も居ないのでは。
「ホタル」はどうなのだろう。
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