>> 『砂の器』・・・
>>ハンセン病が事件の根元にあります。後日また書きたい。
>
>是非、お願いします。楽しみにしておりますョ。
>この映画を観たのがキッカケで、ハンセン病についての
>書物を読んで、自分なりに思いを巡らしたのでした。
ハンセン病については書けないのですが。確か記憶が−−「ベンハー」もなんかそんな病気にからんでなかったですか。前に「砂の器」については書いた気がするのですが、重複するかも。裏話みたいなものです。
「砂の器」松本清張原作。松本清張原作は結構映画化されてますが、これが一番良いですね。原作はややこしくて最後金属音楽か何かの話が出てちょっととなりますが、原作よりはるかにいいですね。本は橋本忍と意外なことに山田洋次。山田洋次が共同脚本を頼まれて原作を読んだが話がとても複雑で、脚本は無理ですと橋本に言ったそうな、彼のエッセイに書かれてました。そしたら、橋本が山田君、この本には一カ所素晴らしいところがある」と言って、本に赤線を引いていたそうな。1行か2行。それは「貧しい親子が風にさらされながら海辺をとぼとぼと逃げるように歩いていた」とかなんとかという文章だったそうな。それを探すために、原作を読みました。本当に1行だったと思う。山田洋次は、その文章から一気にイメージが湧きすらすらとシナリオを書けたと書いていたよう
な−−。
映画の方は、なんと言っても「亀嵩」−かめだけ−ですよね。これが東北なまりというのが凄い。なんで清張は出雲地方一帯が東北なまりなどということを知っていたのだろうと不思議でした。彼の「半の記」に謎が隠されてました。
父親の出生について書いてます。確か米子かどこかで生まれて、家出するように出て最後岡山かどこかの巡査の書生にってたと思います。まあ、清張のことだから出雲については古代史で調べているから方言も詳しかったのだろうか゛、この小説には父親の影があるのではと私は思っています。巡査の書生なんか映画とそっくりですね。岡山というのも嘉さんの療養所は岡山だったのでは−−。
しかし、この映画が昔出来ていたのに、当時結構ヒットしたと思うが、なぜハンセン病−らい病−に目が行かなかったのろう。政府も国民も何をしていたのだろう。そのところがこの映画の弱みとも思う。弱みというか−−ハンセン病告発映画でもないし、告発本でもない。あくまで娯楽作品になってましたね。だから成功した面もあるかもしれないが−−、どう変えれば隔離を非難する告発映画になっていたのだろう。
|