黒澤明



 1    七人の侍
更新日時:
2002.09.07 Sat.
ようやく黒澤特集が終わった。来週はないよね。飲みに行くのも我慢してひたすら早く帰りテレビの前に座りました。「七人の侍」はちょうど始まる前に帰宅した。ビールを飲みながら途中で寝ころんで不届きな態度で見ていたら、最後の決戦の時から、えらい「睡魔」が襲ってきた。先週の土曜は友だちと飲んでわざわざ映画の為に早く帰ってきてほっとしていたのに、「天国と地獄」の最初の配役の名前が終わるくらいから寝てしまい、黒澤監督に「すいません」と詫びたところだった。今回は「睡魔」で後悔すまい、とがんばり大変満足な気持ちで寝れました。
感動のシーンばっかりで「うまい、うまい、凄い、凄い」とうなりっぱなしでした。内容もいいけど映像を見てるだけで感動ものです。うまいな−−。物語は壮大な人間模様ですね。百姓が刀や槍を持っていない時代とすれば、戦国でも刀狩りの後秀吉の時代ですね。
侍が村に来て板木を三船がたたいて侍が走り出すシーンがありますね。走るのが
早いな−−みんなえらい早い。私は画面の右から左に走るとばかり記憶していた
のに逆だったのでちょっとびっくりした。とにかく志村喬なんかこの時何歳だったのか知らないが、とにかく足腰が軽いですね。
 
「他人−ひと−を守ってこそ自分も守れる。おのれのことばかり考える奴は、お
のれをも亡ぼす奴だ」
 
ずしっと来る言葉ですね。
 

 2    影武者/蜘蛛巣城/虎の尾を踏む男達
更新日時:
2002.09.04 Wed.
「影武者」の山崎努もよかったですね。素晴らしい。仲代達也とよく似てました。
昔封切りの時見た時は、この映画あまり好きではなかったが、今回以前よりだい
ぶよかったです。仲代達也が勝新太郎だったらもっとよかったのに−−残念です
ね。「影武者」から「乱」へと続いていくのですね。最後の馬と人間の死体を延
々とスローモーションで見せるのも退屈という見方もありますが、あれは今見る
と凄い。
「蜘蛛巣城」も素晴らしかった。これも以前見てましたが、なんか暗くて−−し
んどかった気がしてましたが、映像が凄いですね。三船の目が凄い。こんな演技
を出来る俳優今いるのだろうか。ラストのシーンが凄い。
「虎の尾を踏む男達」も好きな映画です。
3本ともみんな白黒カラー別にして、映像がとても綺麗でそれだけで映画を見て
いるって気になり満足しました。
 

 3    野良犬
更新日時:
2002.09.04 Wed.
今日は「野良犬」でしたね。素晴らしかった。以前1回だけ見てましたが、今日見て惚れ直しました。黒澤映画の魅力が濃厚に圧縮されてました。背景の音楽がとてもよかった。場末の盛り場なんか撮らしたら黒澤は凄いですね。ピストルを盗んだ女が告白するシーンのハーモニカ、いいですね。ラストの決闘シーンのピアノもいいですね。ワンショットのカメラアングルが凄いな−−いいな−−って思いました。映像の凄さ、いいな−−って感じを満喫しましたね。
流れるようなストリーと映像展開、志村の暖かさ、みんないいな。雨もありましたね。夏の暑い風景がたくさん出て、むしむしした空気が伝わってきましたが、私の記憶ではあれは冬撮ったとか記憶してるのですが−−違ったですかね。夏の影、暑さ、冬と撮るとはっきり撮れていいんだよ、なんて読んだ気がしているのですが、しかし、とても冬撮ったとは思えないから、記憶間違いだろう。
 

 4    影武者
更新日時:
2002.08.31 Sat.
途中から「影武者」を見る。2回目。この映画はあまり好きでない印象を持ってました。だいぶ前に封切りの時見ました。今回前回よりよかったです。音楽をちと使いすぎている感じがしましたが−−。少し音楽が耳障り。佐藤勝と黒澤がケンカして佐藤が降りたとか聞いたのだが。今回の音楽は池辺晋一郎ですね。
この前、井沢元彦の説を書きましたが、彼の説からすると信玄が生きていても結局彼は天下を取れなかったのでは−−。兵隊さんが結局半農半兵で、農業にも専念しないといけない人たちだった。春の稲の田植えや秋の稲刈りには、いくさをやめて田に帰らないと行けない。それで「いいくさ」と熊本弁のようにはいかず、良いわけがない。
それとこの映画を見ていて菊池寛の「形」という超短編を思い出しました。確か文庫でたった4ページくらいの小説なのですが、映画にしてほしいな−−って以前から思ってました。戦国の世、連戦連勝の大将がいる。馬に乗って、その兜の姿を見ただけで敵は震え上がる。ある時、家来が一度だけ、その兜をつけていくさにいかせてほしいと願った。大将は、自分は決して相手に負けない剣術があると思っていた。そして、自分はいつもと違う兜で出陣した。敵は自分めがけて一気に襲いかかっていくる。いつもと違うと感じたときは遅かった。

 5    安宅の関
更新日時:
2002.08.31 Sat.
安宅の関って、てっきり平泉の近くとばかり思っていた。石川県なのですね。石川県からよく歩いて平泉まで逃げていったものだ。驚きです。歩いてですからね。健脚だったのだろう。
 
歌舞伎「勧進帳」で有名な安宅の関は石川県小松市、小松空港の近くにあります。ここは、源平合戦でたいへんな殊勲のあった源 義経を嫌った兄 頼朝が、義経を捕らえるために設けた関所です。追討を逃れ、遠く奥州平泉を目指していた義経、弁慶、四天王等一行12名は文治3年(1187)にこの関にさしかかりました

 6    音楽と黒澤映画
更新日時:
2002.08.06 Tue.
この間テレビのBSで「シネマなんとか」という番組がありました。で、斉藤晴彦−俳優−がゲストで出てきて、黒澤映画の魅力を語ってました。いやはや凄い見方、奥の深い見方をしているな−−やっぱし俳優さんは違うな−−って感動しました。
映像と音楽って話でした。
「酔いどれ天使」のカッコーワルツの音楽の使い方、三船が肺病にかかりもうどうしようもない気持ちで雑踏の中を歩く、その雰囲気にマッチしない明るい音楽が流れる「カッコウーワルツ」だったかな、。もっと沈んだ音楽が当たり前なのに、みんなが知っている意外な明るい音楽が流れてびくりしたそうな。
「天国と地獄」最後のほうにようやく山崎努扮する犯人が画面に出てくる。影が水面に映ってだんだん姿が映し出されてくる。この時の音楽がモーツァイルトかシューベルトの「ゆず」じゃない、そんな題名の曲。この音楽が素晴らしいと絶賛し居たが、確かに久し振りに聞いてみると凄い。
そういう音楽センスというものは、どうすれば身に付くのでしょう。その話を聞いて「海は見ていた」を見ると、私の感じでは、音楽の使い方はよくなかったですね。


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