黒澤明



 13    伊万里黒澤映画祭
更新日時:
2001.04.05 Thu.
本日は野田さんと映画サークルの仲間と3人で佐賀県伊万里の黒澤映画祭に行く。唐津経由でのんびり電車の旅。海を眺め山を眺め、電車を乗り換え、ローカル線に乗り、映画の様な風情を堪能しながら伊万里に着きました。
 
「どん底」この映画はいいですね。アドリブ的音楽を聞くだけで、見た甲斐がある映画です。左ぼく全の一言一言が味があっていいですね。ちょっと老人ぽいですが、あん人間になれたらいいな−−−。
 
「生きる」久しぶりに映画で見ました。この映画は段々歳を取ると見たくなくなっていたのだが、今日はよかったです。若いときと違う意味で元気にさせられる映画となりました。志村喬の演技が素晴らしい。あの役人達と同じように自分もならないように−−自戒を込めてみる。しかし、自分は若いときこの映画を笑いながら見るなんて出来なかったのだが、涙涙で仕方がなかったが、今日会場では、結構この映画から笑いがありました。年輩の人が多かったからだろう。意外な感じがしました。みんな人生に余裕のある年輩の人が多かったのだろう。
 
香川京子さんと映画評論家西村雄一郎さんの対談もよかったですね。90分と言
う時間でしたが、西村さんの司会も淡々としてうまかったし、香川さんの品のいい受け答えにうっとりしました。溝口、黒澤、小津、成瀬4巨匠の映画に出演している俳優も珍しいらしい。それぞれの監督に育てて貰ったという、感謝の気持
ちがにじみ出てました。声が綺麗ですね。話し方の魅力というものを見せてくれたような気がします。溝口監督からよく「反射してますか、反応してますか」と
いつも言われていたという。相手に反応するということ、話しも西村さんに十分反応してました。69歳にしては若すぎる、品がある。
 
久しぶりの旅という一日でした。好きな黒澤映画も見れて満足。

 14    隠し砦の三悪人
更新日時:
2001.04.05 Thu.
昨日「隠し砦の三悪人」を久しぶりに見る。
久しぶりに感動した。
いやいや凄い映画だな−−−と思う。
目頭がとても熱くなる。
胸が締め付けられる。
この感動を独り占めにしたい。
 
いやいやそんな考えはいけません。
映画サークルの活動なら、感動は、多くの人に伝えなければなりません。
感動を人に伝えることにより、感動は倍加します。
そう思いながら、あまりに感動しすぎて、自分のモノにしたい。
 
そんな考えはいけません。
人間が小さすぎます。
と感じるぐらい、自分一人で久しぶりに感動した。
感動しすぎた。
 
いやいや映画とはこんなに凄いモノと思う。

 15    用心棒
更新日時:
2001.04.05 Thu.
「用心棒」を観る。
私はこの映画は意外に観ていない。確か2回だけだ。
私は、「椿三十郎」の方が好きで、こちらは何度も観た。
「隠し砦の三悪人」ほどではなかったが、良い映画ですね。
 
ストーリーもうまいのはうまいが、映像ですね。
出だしのタイトルバックが出るシーンが素晴らしい。
いやいや佐藤勝の音楽が傑出している。
こんなに素晴らしい映画音楽の日本映画を観たことがない。
「これが映画の作り方」という見本のような映画でした。
人間を撮すカメラワーク、アングルが飛び抜けて良い。
どうしてこんな感覚が黒澤はあったのだろう。
 
先日、娘の黒澤和子さんの本を立ち読みする。
「夢」の製作裏話が書かれていた。私はこの「夢」は大好きなのです。
ラストの「水車のある村」も良いですね。
その中で、野良着が素晴らしく鮮やかで、色彩がよい。
お葬式の衣装にしては、派手すぎるが、その派手さがいい。特に私は笠智衆の衣装が好きなのだが、その前垂れの色まで黒澤は指定してきたという。どうしてこういう感覚があるのだろう。映画のために生まれてきた人だと思う。
 
映画を観て感激したり、本を読んで面白いと思う、そういうことも人生の一つなんだろう。しかし、疲れるときもありますね。面白い本を探してます。教えてください。あと二本、なにがなんでも黒澤映画。観るのもくろうします、
さっと、あきらめずに、時間を作ろう。
私の黒澤明。


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