2002/11/3


感想でーす
簡単な感想が多いですが、気に入れば、その本を読んでください。
 


66   巷説百物語−京極夏彦−
更新日時:
2001.09.30 Sun.
今本屋の文庫本コーナーに行ったら驚くべき本が出てます。史上最大の分厚い文庫です。普通なら上下2巻とか、上中下3巻ぐらいにするのに、1300ページという途方もない厚みの文庫本が登場しました。こんな凄いの見たこと無い。女性は持つだけで疲れるかも知れない。
 
京極夏彦・文庫版「鉄鼠の檻」
内容は知らないが−−。だいたいこの人の本は分厚い。
 
で、この間から挑戦していたこの人の「巷説百物語」をようやく読み終えました。難儀しました。なかなかスピードが乗らず、いらいら。内容がまた奇妙な江戸時代の妖怪物語みたいなもので、そうかと思って読んでいるとそうでもなく、話が込み入っていて、難儀難儀しながら読まないいけない代
物でした。とにかく考えないと前に進まない物語で、読んでいて楽しくもない妖怪話なのだが、講談物のような口調で文体が出来ている物だから、ついついその文体につられて読んでしまう。その点はとても読みやすい。面白くないと思いながらも、魔物に取り憑かれたように、読まされる。印象の残らない話だが、変にその口調というか文体が頭残ってしまって、この後「続巷説物語」がまた同じ分量で出版されているが、どうしようかと思案しているところです。
 
67   東京下町殺人暮色−宮部みゆき−
更新日時:
2001.09.08 Sat.
また宮部みゆきを読んでしまった。
本当は「レベル7」を読んでいたのだが、なかなか馴染めなくてスピードがでないの、なんとなく読みやすかった「東京下町殺人暮色」を読み終える。残酷な殺人の割に、者が肩を抜いたような作品なってて以外と簡単に読めました。宮部みゆきの特徴として、二つか三つか関係ないような話が同時進行していきますね。で、最後か途中でそれらが全てラストに向かって一気に結びついていくのですね。
 
最後から4行目「だから、<火炎>は、公立の小さい美術館に展示されている。」は、井上ひさしも凄いという漱石の「坊ちゃん」の最後の文章とそっくりですね。この「だから」という接続詞の使い方が凄いと彼がほめてました。
 
そろそろ宮部みゆきから抜け出さなくてはと思うが、次から次に作品を出版するからな。昔藤沢周平が好きだった。彼の出版物を追いかけていたが、亡くなったのでっと抜け出せたのに、宮部みゆきは若すぎる。これから何十年とつき合わなければならない。
 
68   芭蕉魔星陣−井沢元彦−
更新日時:
2001.08.26 Sun.
ようやく井沢元彦「芭蕉魔星陣」を読み終える。
以前にも書きましたが、この作者は多少右寄りとか云われてますが、私は結構この人の時代物は好きですね。最近はちと読んでませんが「逆説の日本史」も6ぐらいまで読んだのでは、鎌倉の一歩手前でやめましたが−−。
芭蕉は伊賀出身だから忍者だったという説もある−−てな説はないか−
徳川綱吉の時代に芭蕉は居たのだろう。この本の設定がそのころ。
でその頃に現代のアベック二人がある事情でタイムトリップして、芭蕉と3人である魔性と戦うという話。そこに綱吉が出てくるは、憐れみの令の話が出てくるは八百屋お七の話から忠臣蔵から、安倍清明も出てくるは−−まあ無茶苦茶です。が、井沢元彦のとなえる怨霊信仰の話が軸になってる。てな具合にしっちゃかめっちゃかな話ですが、結構読みやすい。
 
ただ芭蕉の俳句がうまく使われなかったのが残念です。
69   龍は眠る−宮部みゆき−
更新日時:
2001.08.18 Sat.
盆からの仕事がようやく終わり、やっと休みになる。
でぼちぼち読んでました、宮部みゆきの「龍は眠る」を読み終えました。
いやはや面白い。最後までどんな展開になるかさっぱりわからない。
なんせ、前半のゆったりした話と最後のクライマックスと全く関連がない話になっていくのだから、さっぱしわからんですわ。
でも、予想できないと言う点が凄い。
超能力者の話なのだが−−。映画にすると結構面白いと思うのですが。
 
宮部みゆきは、ほんと次ぎ次とテーマを変えて書いてゆきますね。
で、かなり面白い。「模倣犯」はどうなのだろう。
将来とてつもない大作を書くような気がする。
「レベル7」はどうですか。
 
松本清張は好きですが「告訴せず」は読まずじまい。
今度読んでみよう。
70   軍師の境遇−松本清張−
更新日時:
2001.08.18 Sat.
で、久し振りに清張物を読みたく「軍師の境遇」を読む。黒田官兵衛のことが書かれている。「姫路城」を居城としていた黒田が、秀吉の参謀となり、活躍していく物語です。引退してから如水名乗る。この黒田がどういう経緯で博多の殿様になったのかは、恥ずかしながら知らないのですが−−、博多に来たときは、如水はすで亡くっていたが。関ヶ原で徳川側になったのだろう。関ヶ原の時も如水は亡くなっていた。これを読んでいると、毛利の「3本の矢」の教えの意味が少し違う気がしまし。3人の息に1本の矢だったら折れるが3本に束ねると折れないから結束をしろと、伝えているが、戦国の世、他人を頼るな、周囲ことごとく敵である、自国の人間にも気を許す、頼るのは自分たちだけ、兄弟だけ頼っていけ、とキリストの教えと違う隣人愛は全くない、「3本の矢」の教えらしい。

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