2002/11/3


感想でーす
簡単な感想が多いですが、気に入れば、その本を読んでください。
 


81   パーフェクト・ブルー  宮部みゆき
更新日時:
2001.05.30 Wed.
>こんにちは。T−Oです。
>ストックホルムは私が読んだ数少ない佐々木作品。
>それが、こんなに誉められていると言うことは
>っていうか、これが最高傑作なら、他のは読まなくていいか。
>って、思っちゃう今日この頃。
 
「エトロフ発緊急電」だったよね、これも凄く面白い。
双璧と言いたいですね。
お奨めします。
読まないと後悔するぐらい面白い。
 
て゜上下二巻は、またも藤沢周平の「よろずや平八郎活人剣」でちと時間がかかりそう。で、昨日と今日東京出張だったので、軽いものをとその旅程で宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」を読了。これは映画にするいいですね。「我が輩は猫である」じゃないけれど最初は「我が輩は犬である」という雰囲気かなと思ったが、そうでもなく、エイズ問題を彷彿させる「薬害」が物語の軸になっている。社会告発映画にきっとなります。
日本の映画界はこういう告発ものには手を出さないので、映画化はされないだろ
う。
 
82   刺客−用心棒日月抄−藤沢周平
更新日時:
2001.11.03 Sat.
足の具合が悪いので、昨日今日と寝ころんでいたが、まあ寝ころぶついでに藤沢周平の用心棒シリーズの最後の「刺客」を読む。この用心棒シリーズは、端正な文章で書かれていてとても読みやすいし、用心棒の暗さが無くなんとなく明るい人間達が描かれていて気持ちがよい。
まあ、用心棒の世界を楽しむというだけの話です。
藤沢周平の短編の世界のような、こんな人間がいるとか、けなげに生きる庶民の生活を描いているわけでもなく、ただ「物語」の世界を楽しむだけの作品ですが、自分が用心棒青江又八郎のなった気持ちで読めます。
文章がとても気持ちがよい。
83   ストックホルムの密使−佐々木譲−
更新日時:
2001.05.30 Wed.
ある人の推薦で「ストックホルムの密使」−佐々木譲−を読む。
この人の作品は、前に「エトロフ発緊急電」を読んでました。
「エトロフ−−−」は大変面白かった。
これも「GEN」と同じでというか、真珠湾攻撃が舞台です。
お奨めの本です。
今回の話は、やはり太平洋戦争の時の話です。日本の敗戦に向けて「非常に重大な緊急を要する丸秘情報」をストックホルムから日本に持って帰るある人物の話が軸なのだが、背景には、第二次大戦中の世界の動きや日本軍部の愚かさなどが描かれていて読み応えがあります。
 
なぜアメリカは原爆を落とさなければならなかったか。2個も。
ソ連の対日参戦との兼ね合い。
日本軍部の愚かさ、戦争への甘さ、連絡網の不徹底も書き込まれています。
「この国は十分痛みつけられたか。再起不能までに破壊されたか。いや、この国は、この程度の敗戦かは、おそらく何も学ばない。何も教訓とはしない。何一つ帰る契機ともしないだろう。この程度の敗戦では、4半世紀もたつころには、同じ程度愚かであさましく厚顔な国家を復興させていることだろう。この国は、一度徹底的に敗北すべきではないか。一度、滅びるべきではないのか」
 
なぜあんな戦争を始めたのだろう。あの時代の日本人はなんだったのだろう。そして、今日連休中の殺人事件のニュースがあったが、あさましく厚顔な若者がどうして増えたのだろうと思う。大人の殺人も多い。天皇制に狂った日本人と同じような日本人が増えないことを望む。
84   GEN「源氏物語」秘話−井沢元彦−
更新日時:
2001.05.06 Sun.
GEN「源氏物語」秘録−井沢元彦−を読む。
この人は右系の人と取られているが、そんなこともないような気がするが。
この本も天皇家にまつわる話が出てくるのだが−−。
 
最初は「源氏物語」の話だったので、興味が沸いて読み出す。
世界最古の小説といいながら、私はこの物語をほとんど知らないのである。
光源氏の女性遍歴の物語ぐらいしか認識がない。
源氏物語は、54帖からなっているらしい。この「帖」という言葉も滅多に使わ
ない言葉だ。内「宇治十帖」とうのが10帖あるらしい。主人公は薫大将になっ
ている。
紫式部1人が書いたとすると、全体の流れにおかしいところがあり、和辻哲郎は
「源氏物語多作論」を主張した。元の源氏物語があり後世、他の人が付け足して
いるというのが彼の主張らしい。作者が数人いるということ。
 
その源氏物語の話が、天皇家の三種の神器の話になり、最後は真珠湾攻撃まで行
ってしまう、とんでもない物語です。
今の宮中に本当に「三種の神器」はあるのでしょうか。誰も見ていない、見ては
いけない、というのも、この2001年の時代、不思議なことだ。なければ、今
の天皇家は、正当な天皇継承家ではないらしいが−−。
 
源氏物語は読んでいないが、外国の長編は読みました。「罪と罰」は面白かった。
源氏物語など読んだ日本人は何人いるのだろう。こんど吉永小百合で映画になる
ようだが、光源氏は誰ですか。里中満智子のマンガで有ったような気もするが。
たぶん死ぬまで読まないと思う。
85   孤剣−用心棒日月抄−藤沢周平
更新日時:
2001.11.03 Sat.
連休の前半戦も早くも2日過ぎてしまった。
前半になんとか1冊は読まねばならないと思っていたが、先週から読んでいた藤沢周平の「孤剣−用心棒日月抄」を読み終える。
 
用心棒青江又八郎の江戸の生活ぶりがよく描かれます。
用心棒仲間の細谷や米坂、用心棒の就職先探しの吉蔵などの人物像、人柄がとて
も素敵な人間として書き込まれていて、好感がもてます。厭な人間がいない。
生活するのに精一杯な人間なのに、変に明るく、卑下もせず、妻を愛しながら生
活しています。気持ちがよい。
佐知という女性との等距離を保つ恋もあって、よけい明るい用心棒の世界が、端
正な文章で、描かれている。

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