昨日の朝日新聞の天声人語でも紹介されていたが、今日の朝日の本紹介にも載っていた。ジャレッド・ダイヤモンド著「銃・病原菌・鉄」
世界史は、ある民族が他の民族を征服し、支配する歴史に満ちている。では、なぜ歴史はこのように進んだのだろうか。世界史がなぜこれ以外の道筋をとらなかったのかと問うことは、無意味だと思われるかも知れない。しかし、なぜ南北アメリカはヨーロッパ人の進入で征服されてしまい、その逆ではなかったのか。なぜごく最近まで狩猟生活をしている人がいる一方で、あふれる物質文明を持っている人がいるのか、人類史におけるこの不平等の原因はなんなのか。これが書かれているらしい。
最初人類はアフリカで誕生したと言われ。そして4大文明への発展があったが、結果的に今日の人類の発展をリードしてきたのは、ヨーロッパ人達だ。征服できたのは、武器や道具の優越であり、抵抗力のない先住民への新たな病原菌の持ち込みだったらしい。しかし、勝った側はどうして勝てたのか。
日本も日本書紀や源氏物語があんな前に書かれて記録されているというのに、いまだにアフリカや赤道付近の人間は、文字も持たず、動物を追いかけて生きている。この差はどうして生まれたのだろう。日本人が優秀だからか。
著者は、それそれの大陸や島に、家畜可能な動物や栽培可能な植物がもともと有ったかどうか、文明伝搬に適した地形であったかどうか、環境の違いに根ざしている。という。例えば馬がもともと棲息していたユーラシア大陸の住民は多大な恩恵を受ける。南米のラマなどは家畜出来ない動物である。
つまり、その民族が賢いのではなく、地球環境が民族の知的発展に影響しているということらしい。確かに、それ以後の絶え間ない努力はあるとしても。日本は有る意味では、そういう環境に恵まれていたということだろう。隣国に中国や朝鮮が居たことも、日本人の知恵に役立ったことだろう。
そう考えると、単に軽蔑することなく、同じ地球人として、人類として、共に生きていくという発想が必要なのかも知れない。たまたま、環境に恵まれていたの
だから。
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