ジョン・ダワー著「敗北を抱きしめて」上下を読了。
日本の敗戦から米軍の進駐軍が去るまでの日本を描いている。
上はだいぶ前に読んだので忘れかけていますが−−−。
気が付いたことは
1.太平洋戦争という言葉
以前にも書きましたが、これはアメリカ側が自分たちの戦争のことをPacific Warと言っていたのを、進駐軍から日本が大東亜戦争から、変えさせられた。そのおかげでアジアでの戦争が戦後うやむやになってしまった。著者も言っているように、これは今後日本の教科書では、アジア太平洋戦争と言うべきだろう。
2.天皇の戦争責任
日本人自身でも天皇の戦争責任を追及しようとしていた時期があった。しかし、進駐軍の圧力でうやむやになった。マッカーサーは東京裁判に天皇を被告として出席させなかった。天皇の戦争責任を避けたのは、進駐軍の意向であった。−日本人の一部にも天皇に責任はないというひとも居たが−
謝らない、戦争責任を曖昧にしている。という責任の一端はアメリカ側にもある。
3.岸信介、児玉善士夫などの戦争犯罪者が処罰されなかったのは、東京裁判を早く終わらせたい−−ソ連、朝鮮の共産主義の問題があった。
4.1950年敗戦から5年目で朝鮮戦争が始まる。
歴史の運命ということなのだろうが、この朝鮮戦争が日本を立ち直らせてゆく。
この戦争がなければまた日本の歴史も変わっていたのかも知れない。こんなに早く復興しなかったのかもしれない。また、自衛隊創設も無かったかも知れない。
5.日本の占領は、アメリカ一国でよかった。どうしてドイツのようにロシアが
進駐軍に加わらなかったのだろう。
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