2002/11/3


感想でーす
簡単な感想が多いですが、気に入れば、その本を読んでください。
 


41   「新宗教と巨大建築」五十嵐太郎
更新日時:
2002.03.04 Mon.
「新宗教と巨大建築」五十嵐太郎 講談社現代新書を読了。
新聞や週刊誌で紹介されていたので読んでみる気になる。「なぜ前近代の宗教建築は賞賛され、近代以降の教殿はいかがわしいまなざしで見られるのか」ということで天理、大本、金光、PL、創価学会などの建築と都市を直視する、という内容です。いろんな宗教を信仰しているひとがいるのに驚きました。私自身は特に信仰している宗教はないのですが−−。特に天理教のことは詳しく書かれてます、町の名前が「天理」ですからね。実際行ってみたい気がしました。市の人口の何人が信者なのだろう。
一九六三年度の一般会計の歳入の3割は天理教からの寄付と書いている。そんなことがありえるのだろうか。教殿も見てみたいものだ。世界真光文明教団の「手かざし」は最近見かけなくなった。高山市郊外に教殿はあるという。
 
宗教、世界の民族がなんらかの宗教を信じている。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教その他、各地で宗教に起因する戦争をしている。新興宗教を信じていて悪いわけではない。「全ての文明に宗教がある」と梅原猛は書いている。国教がないがごとくの今の日本で、日本人の心もだいぶすさんで来ているような気もします。「神が見ている」という意識が全く日本人にはないです。
宗教がないのはいいことだろうか。
42   自由と節度−松山幸雄
更新日時:
2002.02.27 Wed.
「自由と節度−ジャーナリストの見てきたアメリカと日本」松山幸雄−岩波書店−を読む。週刊誌なんかでよく紹介されてます。私は若いときこの人が好きでしたね。朝日新聞の記者で、新聞に「日本診断」「勉縮のすすめ」なんか連載されていて、自分ももう少しましな人間になろう、とそれを読みながら思ったが、結局今のような自分でしかない。
この本はアメリカと日本の新聞記者としての体験から、歴史の変化とその歴史で動く人間を観察しながら日本への提言を行っいます。もっとこうしたら日本もよくなるんゃないのか、といういらいら感を持ちながら、バランス感覚よく日本人アメリカ人を分析してます。ちと庶民には関係がないよう世界もありますが、若い人には是非読んでもらって今後の日本をよくしてもらいたいし国際社会で活躍して欲しい。また、若いきは変えれなかった自分も、今から少しずつでも変えていきたいし、日本を変えていく視を持っていたい。日本人の弱点がかなり的に指摘されています。その多くが自分にもあのに気づきます。
 
小説以外にも面白い本はありますか。日本の戦後の発展を描いた「敗北に抱かれて」とかいう本は面白いですか。アメリカ人が書いた本です。
43   ゲド戦記と昭和の歴史−太平洋戦争−
更新日時:
2002.02.27 Wed.
「ゲド戦記1−影との闘い」を読み終える。ル・グウィン作。アメリカ人。私自身は小学中学と全然本を読まなかったので、どうしても童話やファンタジーの世界に疎いし、まだにファンタージーの本は読まない。しかし、この本を読んでみる。「小学6年生、中学生以上」向けの本らしい。まず、字が大きいのがいいですね、とにかく字が大きい。内容は、なんか宮崎駿のような世界で馴染みやすかったです。「影」との闘い。逃げてるのではなく、影に向かっていく、戦いを挑んでいく、ことで解決していくという姿勢がすがすがしくてよかったですね。海が舞台で、小学生の時から海が好きだったで、よけいすっーと読めました。
 
しかし、西洋のファンタージーって、「指輪物語」もそうですが、「悪」とか「魔」の世界とか、「悪魔」とか有りますよね。この「ゲド戦記1」は自己との戦いという面がありましたが、東洋だと「悪魔」−悪魔は仏教思想には居たかな−「魔界」とか言うのは、自の内面の世界のような気がしますが「地」も自己との闘いの世界、怖い存在も心の悪という仏教的世が強いですが、西洋は人間を離れた「悪魔」の世界って意識があるようですね。
 
「昭和の歴史」太平洋戦争 木坂順一郎 小学館も読了。戦争への道、一億玉砕への戦争を止めさせられない日本人、残酷な日本人−どの国の軍隊も残酷な行為をしてますが−を改めて読まされました。あの失敗した日本人は、今は居ないのだろうか。非常にわかりやすくてちと左よりの感じの考えの人みたいですが、正確に歴史を見ているように感じました。
 
44   隠された十字架−法隆寺論−梅原猛
更新日時:
2002.02.27 Wed.
昨日紹介した「隠された十字架−法隆寺論」梅原猛を読了。前から読みたかった本ですが、挫折してまして、今回思い切って読む。古事記や日本書紀などが一杯出てきて、ちと玄人の世界の話ですが、私は推理小説として読みました。修学旅行で行く法隆寺。聖徳太子のお寺というのは知っていたのだが−−。このお寺にはいくつか不思議があるのだそうな。それを追求していくと梅原はある結論に達した。誰が何のためにいつ建てたか。
再建した再建していないという論争は明治時代から学者の中であったようだが、昭和になって若草伽藍の発掘によって、再建は決定的になったようだ。最初は聖徳太子が仏教興隆のために建てた寺と言われていたが、再建した法隆寺は、太子ゆかりのひとびとが太子の徳をたたえるために建てた寺である、と再建論者は考えるようになった。しかし、と梅原は考えている。太子の一族25人は子供も含めて今の法隆寺のある場所で死んだ。自殺したか殺されたかはわからない。
 
で今まで昔から神になるのは不幸な死に方をした人のみが神に祭られてきた。菅原道真、崇徳上皇、後醍醐天皇などは、いずれも恨みをもって死んでいった。日本人にとって最大の神は、「たたり神」であった。「たたり神」こそもっともおそろしい、もっとも大切に祭られなければならない神であった。たたりを防ぐため、霊を静めるために祭った。「日本書紀」「古事記」は藤原家の安泰のために巧妙に書かれていると梅原は推測する。惨殺者藤原家の不幸は太子の怨霊による事件であり、そのために、怨霊を静めるために法隆寺を建てたというのが、彼の意見である。難しいけど彼の分析はなかなか説得力がある。
 
昔夢殿は太子が思索した場所、学問を場所とか習ったような気もするが、建てられたのは、太子の死後らしい。そこにあった救世観音は秘仏とされ1200年間も誰も見なかった仏像だという。明治17年日本政府の公文によりフェノロサが、法隆寺で始めて見た。天変地異が起こると信じられていた。包帯でぐるぐる巻にされ、しかも光背が仏の頭に釘で打ち付けられている異様な仏像だという。まさに太子の怨霊が出てこないように釘で頭を打ち付けていると梅原は説明してます。
 
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」
太子が自分の一族を殺された寺、太子は怒っている、恨んでいる。それを静めるために藤原一族が祟らないように建てた法隆寺。
 
やすらかにお眠り下さい、太子様、と柿を食いながら思索するしかない。
「ものごとを常識ではなく、理性でもって判断すること」と読者に要求してます。
常識と思われていることが常識でないかも知れない。
45   億万長者はハリウッドを殺す−広瀬隆−
更新日時:
2002.02.27 Wed.
そうですね。「億万長者はハリウッドを殺す」も凄い衝撃の本でした。ちとこじつけがましいところがありますが、ほんとかな、とにかく彼の分析、視点に驚きました。「赤狩り」とハリウッドの関係。各俳優の政治的視点などが事細かに顕微鏡で覗くように分析されてました。そんな見方も、考えもあるのかと、若かった私はびっくりしました。

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