第十回:日本が誇る発明品
20世紀の発明品のひとつとしてボールペンがあります。
ボールペンの歴史については、本欄の第六回でご紹介しましたが、この偉大なる
発明品の系譜に日本人が大きく関わっていることをご紹介し損ねておりました。
皆様の机の引き出しやペンケースの中に必ずといってよいほど入っている「水性
ボールペン」について今回は書いて見たいと思います。
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水性ボールペンは、昭和39年、オートボールペン工業の中田藤三郎氏により日
本で開発されました。それまでの油性ボールペンは、粘性のあるインクを使用し
ていたため、「泣き出し」や「ボテ」(第六回:ボールペンの歴史 参照)とい
う現象に悩まされていました。「油性を水性のインクにすれば解消されるので
は?」という中田氏の発想がそもそもの発端であったようです。
8年の試行錯誤の時を経て、水性ボールペンは、昭和47年にぺんてる株式会社
から「ボールぺんてる」というネーミングで商品化され、発売されました。
ただし発売当時は、ボール径が0.8ミリという太字であった為か、国内よりもむしろ、太字を好む欧米での評判の方が高かったとか。その後、技術が進み、0.7ミリ、0.5ミリといった細字タイプが開発されるようになると、国内でも次第に脚光を浴びるようになってきたようです。
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