ジオン注は硫酸アルミニウムカリウム及びタンニン酸を有効成分とする局所注射用配合剤です。(中国の消痔霊の添加剤の一部を変更した製剤)硫酸アルミニウムカリウムは、痔核内投与により急性炎症を惹起し、その修復反応である肉芽形成を経た線維化により脱出した痔核を硬化、退縮させます。また投与早期に血管透過性亢進作用により局所血液濃縮が生じ血液量が減少、その結果、速やかに出血症状が改善します。一方、タンニン酸は硫酸アルミニウムカリウムによる過度な急性炎症を抑制し、二次的な組織障害を軽減します。ジオン注は内痔核の脱出に対して効果が期待できる薬剤であり、従来、手術適応となっていた患者さんにとっても新たな選択肢となります。また手術に比べて侵襲が少なく患者さんの負担の軽減及び入院期間が短縮されることなどから、社会生活への早期復帰が可能となります。ジオン注は、四段階注射法という独特の手技を用いて投与します。治療にあたっては肛門専門医による<内痔核研究会>の講習会を受けた医師のみ施行可能となっています。
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