読書は楽しい。そう思うようになったのは、つい最近ですが・・・。街の図書館に2週間に一度ぐらいの間隔で通っています。今は日本の小説に夢中ですが、外国の物にも目を向けてみようと、興味がでてきたところです。
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こんな本を読みました。あなたもいかがですか?
同じ本を読まれていたら、感想を聞かせてくださいね。
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| 2009/7/4 | 「タナトス・ゲーム 伊集院大介の世紀末」 栗本薫著・・講談社・・
「ヤオイ」なんて言葉初めて聞いたが、伊集院さんも初めて知ったという設定だ。女性が美しい男性どおしの恋に心引かれることを表すのだそうだ。ふーんという世界だが、そこで、事件が起こる。ネット社会のあやうい部分もからんで・・。伊集院さんは自分の知らないことには知りたい欲求のとても強い人だ。そして、自分とは違う種類の人々に対しても理解が深く、暖かい。きっと、作者自身がそうだったのだろう。
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| 2009/7/1 | 「金正日 亡命」 深田祐介著・・扶桑社・・
これが書かれたのは2005年だから、4年前。今、北朝鮮は後継問題・ミサイル問題で世界をにぎわしている。金正日は、病気のため少々痩せた感じ。この本では、中国の陰謀によりキューバへ亡命させられる途中に、消されてしまう事になっている。現実には、今後どうなっていくのだろうか。
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| 2009/6/27 | 「マリリン・モンローという女」 藤本ひとみ著・・角川書房・・
映画通でも、外国通でもない私が知っているのだから、世界中に知られた有名な女優さんに間違いはない。睡眠薬と精神安定剤が欠かせなかったという。本書では多重人格者として描かれている。イメージを固定されがちな女優から脱皮したいと努力するのだが、セックス・シンボルとして扱われてしまう・・・内面の葛藤がいとおしい。
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| 2009/6/25 | 「ポルトガルの四月」 浅暮三文著・・早川書房・・
金塊を強盗し、海外で換金する計画に沿って行動するが、金塊を手にする前にドイツでバス事故に出くわし、記憶を失う。えげつない食べ物を口にするたび、記憶を少しずつ取り戻す・・・という、変な話。記憶を戻すために、食べ物を求めて、ヨーロッパのいろいろな国を巡る事になる。
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| 2009/6/21 | 「ハルピンゲーム」 作田和幸著・・近代図書刊行会・・
筆者は、この小説を「ファクション」といっている。「ファクト(真実)」+「フィクション(作り物)」。自分の育ったハルピンを舞台にしている。731部隊にもふれずには書けなかったと・・・。一つの家族を中心にすえ、敗戦直前の各国の諜報部が入り混じるハルピンを描く。
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| 2009/6/20 | 「弱法師」 中山可穂著・・文藝春秋・・
「卒塔婆小町」「浮舟」の3編。どれも能の演目にある。装丁は、「弱法師」の能面だ。内容は、そう言われればそうかもなあ〜と言う感じ。それぞれ、「失明していく少年」「お墓の前で語る」「二人の人から愛される」という話。
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| 2009/6/18 | 「御開帳綺譚」 玄侑宗久著・・文藝春秋・・
寺で、21年ぶりに「お薬師さま」を開帳する。その準備の最中、二人の男がやってくる・・・。「開帳」する事の意味とは・・・?人の「記憶」とは・・・?みなの目の前に姿を現した「お薬師さま」は、金色に輝いていた。
他にもう一遍「ピュア・スキャット」。透析をしている女性が神輿をかつぐ。
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| 2009/6/14 | 「小説 和泉式部 「許子の恋」」 三枝和子著・・読売新聞社・・
藤原道長全盛の時代。恋多き和泉式部は、恋の多い分、歌もたくさん読んでいることになる。当時の貴族は、一夫多妻という形ではあるが、その妻にもいろいろな男たちが通ってくるという、現代では考えられないような何ともいえない生活をしている。自由恋愛と言うか・・・、恋をして歌を読んで、の他にすることがなかったようです。
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| 2009/6/6 | 「仰天旅行」 景山民夫著・・実業之日本社・・
11編からなる短編集。飛行機で外国に飛ぶ「○○旅行」が集めてある。どれも最後は落語のようにおちがある。まあ、軽く読め、いろいろな国を活字で経験できたとしよう。
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| 2009/6/4 | 「ストルイピン特急 越境者杉本良吉の旅路」大西功著・・関西書院・・
表題の他2編。3編とも異国で命を落とす日本人が主人公。@軍国主義にひた走る日本を捨て、理想郷に思えたロシアに亡命するも思いとは裏腹の厳しい情勢が待ち構えていた。A関東軍の小隊に属し最後の瞬間まで戦おうとしたが、ソ連軍の捕虜となり、望郷心を捨て、ソ連人として生きていく。B満州から日本への引揚船で帰国途中に身を投げる夫婦。
どれもせつない。
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| 2009/5/31 | 「小説 小野小町「吉子の恋」」 三枝和子著・・読売新聞社・・
美しさで評判の吉子は、五節の舞姫に選ばれる。幼い時から和歌に親しみ、その方面でも有名であった。帝に見初められるが、東宮のもとへ更衣として上がる。藤原家の力が絶大な時代、権力争いを傍目から見ている。当時、和歌は恋心を相手に伝える手段であった。恋心多き吉子は多くの優れた歌を読んだ。
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| 2009/5/29 | 「アブラクサスの祭」 玄侑宗久著・・新潮社・・
寺の副住職は、躁・鬱・分裂を抑えるための薬を服用している。若い頃自殺を図った経験もある。妻や子、それに住職さんは、彼のその時々の状況を見ながら、彼を見守りつつ、さまざまな事を考える。私もいろいろ考える。躁や鬱というのは、人間が誰しも持つ心の状況で、薬を飲む人はそれが極端に現れる・・・ということなのではないか。「アブラクサス」は、異端の神学の神でも悪魔でもある神の名前。
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| 2009/5/24 | 「女王 卑弥呼」 三枝和子著・・講談社・・
盲目ではあるが、黒く輝く瞳は美しく、不思議な力を持っている。「男性社会の中で、女性そのものの持つ威力を発揮してこれを支配」した女帝を「吉野ヶ里遺跡やその周辺を取材」してイメージをふくらませたという。美しいだけでなく聡明であったのだろう、我が国の古代の女王は、民の事も考えていたようだ。
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| 2009/5/22 | 「逆襲の地平線」 逢坂剛著・・新潮社・・
19世紀のアメリカ、南北戦争が終わった直後の時代。インディアンを統治するために、居留地区を定め、騎兵隊が追い込んでいる。インディアンの部族にさらわれた娘を取り戻すために牧場主の女性が数名の雇い人と部族を探す。先住民の立場を暖かい目線で描いている。刀をさした記憶喪失の日本人も脇に登場する。
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| 2009/5/17 | 「ウランバーナの森」 奥田英朗著・・講談社・・
「この作品はフィクションで・・・・」と断り書きがあるにしろ、「ジョン」はジョン・レノンとしか考えられないだろ〜!!ストレスで便秘になったジョンが、奇妙な体験をする。そのたびに一つ一つのストレスが取り去られ・・・。軽井沢で過ごす、盂蘭盆の日々。「ウランバーナ」は、サンスクリット語で「苦しみ」という意味で、「盂蘭盆会」と言う言葉はこれからきているそうだ。
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| 2009/5/13 | 「中陰の花」 玄侑宗久著・・文藝春秋・・
数年前の芥川賞受賞作品。他に、短編「朝顔の音」。
作者はお寺の住職さんで、登場する主人公も禅僧だ。地域のお葬式や仏事を行う。
「中陰とは、この世とあの世の中間」と、表紙に書いてある。宗教心はなくとも、人々の思いや生き方がじわっと心にせまる。
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| 2009/5/11 | 「新 天狼星 ヴァンパイア 異形の章」 栗本薫著・・講談社・・
御馴染み、優しくて、頭がよくて、かっこいい「伊集院大介」が登場し、事件を解決してくれる。新進の舞台俳優の相手役の女優が次々と殺害される。「オペラ座の怪人」のファントムのような見守り人がいて、その俳優を見守っているという設定。シリーズの中の一冊のようだ。
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| 2009/5/7 | 「革命のライオン」 佐藤賢一著・・集英社・・
破産状態のフランス。ルイ16世のもと、三部会が招集される。第三身分の代表議員、ミラボー、ロベスピエールたちが国民議会を立ち上げ、体制を変革しようとする。民衆が動き始める。
小説フランス革命の(1)。(2)を借りてこなくちゃ!!
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| 2009/5/2 | 「サバンナの休日」 右上佐七著・・イーハトーブフロンティア・・
大学時代にスカウトされ大切に温存されてきた世間知らずの女子アナが、アフリカ旅行を機に自己に芽生える・・・というお話。
高級車を乗り回すグループとの交際だとか、旅行代はいいよって彼が言う・・・これは上流社会のお話か!?
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| 2009/4/29 | 「アドニスの帰還」 安東能明著・・双葉社・・
大浜市にブラジル人が集まる聖市街と呼ばれる町がある。人材派遣会社に勤める日系三世のエリザは以前ブラジルでストリートチルドレンであった。そういう子ども達を目の敵にした「コロニアの虐殺」に遭遇しながらも生き延びて来日していた。筋はちょっとややこしいが、日本の中のブラジル人社会の様子がよくわかる。
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| 2009/4/26 | 「幻のマドリード通信」 逢坂剛著・・文春ネスコ・・
1939年、フランコ将軍率いる国民軍の勝利でスペイン内戦が終わる。5話の短編。どれも、その時代に起こりえた秘話が書かれている。スパイの暗躍がすごい時代だったようだ。どの作品にもスペインに住む日本人が関わりながら歴史を探っていく。
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| 2009/4/22 | 「アンデスの十字架」 高尾佐介著・・文藝春秋・・
ペルーの支社にいる新聞記者が記事を書くために事件を追う。「フジモリ大統領」が誕生した後も、白人の東洋人差別がさらに根強い。十字架に彫られた文字を解き明かし金庫をあける。クーデターや、インカの歴史を紐解く発掘作業も進む。「フジモリ大統領」に対する印象が変わったなあ。
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| 2009/4/17 | 「ロートレックの処刑台」 中川裕朗著・・文藝春秋・・
死ぬつもりでフィリピンに向かったところが、自殺者と出くわし、その人物になりかわることにした。が、スーツケースの入れ替わりでややこしいことに巻き込まれる。ロートレックの、「マルセリーヌ」の模倣がからんだ、サスペンス。けっきょく、どうなん?
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| 2009/4/15 | 「皇妃エリザベート」 藤本ひとみ著・・講談社・・
オーストリアの皇妃となった、エリザベートの一生を描く。いつも何かを求めて外へ外へと行動した彼女。そんな彼女を愛した皇帝。慣例、しきたりに沿っては生きていけない人が皇室に入った事が間違いだったのか?いつの世にも難しい事があるようだ。果たして彼女は求めるものに出会えたのだろうか・・・。
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| 2009/4/7 | 「パリ・キュリイ病院」 野見山暁治著・・弦書房・・
重い本だった。パリで絵画の勉強をする夫の元へやってきた若い妻。しばらくして体調をくずし診察を受け、そのまま入院。あちこちに瘤ができ回復が望めなくなる。異国で何かと不自由な中、夫の介護を受ける。ドキュメントタッチで綴られる。
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| 2009/4/3 | 「カレル橋の1ユーロ」 広瀬 隆著・・恒文社21・・
無実の罪に陥れられ、監獄にいる男が脱獄を企てる。その後、自分の無実を証明しようと調べ始めるが、偽札造りの犯人を追うことになる。サスペンス調ではあるが、ちょっとむずかしい。何がって・・・、金融の世界と政治の結びつき、株価や証券、経済界・・・とかいうのに無縁なものだから・・・。偽札作りと芸術の関係にはおそれいった。
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| 2009/3/27 | 「戦場のニーナ」 なかにし礼著・・講談社・・
関東軍がソ連軍により大壊滅の時、土の中から子どもの泣き声が聞こえる。ソ連軍に助けられた子は、中国人「ニーナ」と名づけられその後の人生をロシア人としてソビエトで送ることになる。自分が何者なのかを探す厳しい旅が始まる。
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| 2009/3/23 | 「巴里からの遺言」 藤田宜永著・・文藝春秋・・
父を亡くした後、自分宛に祖父からの預かり物が届く。祖父が知人に出した手紙の束と写真。祖父は妻と息子を残し、旅に出ていたのだ。孫は仕事をやめ祖父の足跡を辿る旅に出る。修理屋をしながら住み着いたパリのそこかしこに祖父を感じる。
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| 2009/3/20 | 「ふりかえれば、サバンナ」 西木正明著・・光風社出版・・
表題作の他に4編の短編集。5編とも、外国に行く(暮らす)日本人が描かれている。ケニアのナイロビ、ロサンゼルス、アンカレジ。何かをみつける日本人、ばかな日本人、過去を持つ日本人・・・、たちが登場する。昭和60年発行だから、ずいぶん古い時に書かれた作品。
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| 2009/3/15 | 「アメリカの階梯」 西垣通著・・講談社・・
アメリカ人との「あいのこ」と言われて育った「作夢(さむ)」がアメリカに住む父に呼び出され横浜港から出航する船に乗る・・・、から始まる。父が留学したのは明治30年、日清戦争に勝ったばかりの頃のこと。サンフランシスコに着いた「作夢」に次々と明らかになる事実。自分はどう生きるべきかをおぼろげながらつかみ帰国の途に着く。
主題は・・・・・・。?
大きな視野で見なくちゃ・・・ということ?
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| 2009/3/11 | 「エル・ドラードの鷲」 景山民夫著・・中央公論社・・
16世紀、スペイン人によって滅亡に追いやられたインカ帝国。その以前にあった、さまざまな文明に興味を持ち、調査している研究者たちが発掘作業をする。これから、話がどう展開するのかな〜と思ったところで終わってしまう。
これは、筆者の未完の遺作になる。
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| 2009/3/4 | 「ワルシャワの燕たち」 五木寛之著・・集英社・・
1990年のポーランド。自由化の波が急激に高まってきている時代で、他国へ亡命していた人々が次々と戻ってきている・・・。そういうポーランドに魅せられたジャーナリストの彼女(婚約者)を日本へ連れ戻そうとする「私」。ワルシャワのことはよくわかった。が、この男性は魅力的ではない。自分は何をしたいのかが見えてこない。結局、振られるんだけど。変な人!
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| 2009/2/28 | 「ヒマラヤの赤い自転車」 石森史郎著・・新評論・・
著者はシナリオ作家で、この本もTVドラマになったそうだ。ドラマのあと、書き下ろした小説。奥田瑛二さんが出演したそうだ。
兄の遺志を継いでネパールに出向き、そこを旅しながら自分自身を見つめなおし成長していく青年を描いている。軽いタッチで進行する。
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| 2009/2/25 | 「ウイーンの冬」 春江一也著・・集英社インターナショナル・・
「プラハの春」「ベルリンの秋」に続く、中欧三部作の完結編。とはいえ、この2冊は読んでいない。オーストリアは永世中立国で、「ウイーン」というところは、世界を結ぶ十字路にあたる場所になるそうだ。「プラハの春」から30年が過ぎ、主人公「堀江亮介」は今や、50台半ばの年になっている。秘密警察の一員となり、国際的なテロ組織に立ち向かう。
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| 2009/2/20 | 「遊民爺さんパリへ行く」 小沢章友著・・TBSブリタニカ・・
物知りの芸術家のお爺さんがひょんなことからパリを旅する。丸々三日間はパリのあちこちを珍道中の二人旅。同行する若者の目線で描かれる。そのお爺さんの言葉遣いとかっこうは、私好みではないのだが・・・。
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| 2009/2/15 | 「逃げ出した死体」 栗本薫著・・講談社・・
少年の家族が再生する話・・・かな?・・・
探偵にあこがれる少年が事件に遭遇する。伊集院大介は最後の方に登場して明快に謎を解く。大介は「理性的で、ふわっと甘いマスクで、かっこよく、優しい」人だ。だから、どの作品にもそういうムードが漂う。
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| 2009/2/12 | 「オホーツクわが愛」 五十嵐均著・・東京書籍株式会社・・
小樽を出て、千島列島を回遊する船旅。娘と参加している一人の女性が昔語りをする。終戦前後のソ連との戦いの中で数奇な運命をたどる、若き女性。構成はともかく、カムチャッカ半島を目の前にした「最後の勝利」といわれた占守島での戦いなど、当時のソ連との関係がわかる。著者の妹は夏樹静子さんだって。
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| 2009/2/8 | 「グラン・ギニョール城」 芦辺拓著・・原書房・・
読み始めは、日本人が書くのにカタカナ名の登場人物で外国が舞台・・・というのもめずらしいなあと思い、読み進めると、ああ、こういうわけね!とわかってきた。探偵、森江春策が活躍しますよ。
小説と現実の交錯。
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| 2009/2/4 | 「樹霊の塔」 栗本薫著・・講談社・・
例の探偵、伊集院大介が登場して事件を解決してくれる。奥深い場所、秘境と言われる所にある謎めいた村で事件は起こる。村を守ろうとする立場と、観光地にしようとする立場。最後らへんでやっと大介が登場するのだ。
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| 2009/1/15 | 「冬のスフィンクス」 飛鳥部勝則著・・創元クライム・クラブ・・
作者も絵画が好きで、登場人物も芸術家。絵の中に入り込みたいという欲望を、夢の中で満たす。読んでいる部分が夢なのか、現実なのか・・・どんどんわからなくなる。夢の中で、殺人事件が続く。謎解きもある。不思議な世界。
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| 2009/1/12 | 「ゲルニカに死す」 佐伯泰英著・・文藝春秋・・
1937年、スペイン市民戦争のさなか、日本人の留学生画家が密殺される。「ピカソのゲルニカ」は聞いた事があったけれど、その時代背景などがこれを読んでわかった。「ピカソのゲルニカ」を日本へ招聘しようとするところから、謎解きの始まるミステリー。「ゲルニカ」の村へも足を運びたくなる。
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| 2009/1/3 | 「危いハネムーン」 赤川次郎著・・毎日新聞社・・
有名な赤川さんの本を初めて手にした。ハネムーンの場所はドイツ。ロマンチック街道のローテンブルグ・・・ここも良さそう!行ってみたい。ハネムーンに出発した二人の周りで次々と事件が起こる。明るいタッチで軽快に話が進む。気分転換にさらっと読めるサスペンス。
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| 2008/12/23 | 「モンテンルパへの道」 石田甚太郎著・・新読書社・・
フィリピンは長らく植民地としてあった。日本は太平洋戦争を開始し、大軍をフィリピンに送り、アメリカ軍を撤退させた。1944年、アメリカ軍の反撃により敗退していく日本軍。将兵により慰安婦にされたフィリピン女性、妻を失い夫を殺された民衆の姿が被害者側の立場から描かれている。悲惨な状況が実際にあったのだ。うーん。
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| 2008/12/20 | 「おらんだ恋歌」 神吉拓郎著・・読売新聞社・・
19世紀初めの長崎が舞台。オランダのみが出島で貿易を許されていた。薩摩島津藩は大きな勢力を持ち、密貿易なども行われていた。甲比丹(かぴたん)ドウ−フが日本に駐在して19年の歳月にさまざまな出来事が起こる。ナポレオンがオランダ制覇し、再びオランダが政権回復という時代である。南の海上には海賊達が闊歩する。
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| 2008/12/18 | 「パレスチナから来た少女」 大石直紀著・・光文社・・
「中東問題のような重いテーマを娯楽小説の形で書くことに抵抗も・・・と」著者あとがきで言っているが、何の何の、私としては分かりにくいむずかしいと思っている地域の持つ問題をわかり易く教えてもらえたという、お得感がありました。ドキュメンタリータッチのフィクションで、サスペンスでもある、先を読みたくなる小説。
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| 2008/12/11 | 「水尾の果てホルムズ海峡」 久井勲著・・作品社・・
17世紀初め、ポルトガルが世界で勢力を持っていた頃。イギリスがそれに変わろうとしていた時代の話だ。宣教師の勉強のためローマに向かう日本人の若者(ミゲル)がマニラに着く。大阪夏の陣で浪人になった侍も傭兵隊となって船に乗って生きている。ポルトガルとイギリスの争いの中に巻き込まれながらも、医療の勉学に目覚めるミゲル。
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| 2008/12/8 | 「ニューヨーク遥かに」 常盤新平著・・集英社・・
取材のため何度もニューヨークを訪れるジャーナリスト。今回は寿司屋業界で大成功をおさめた知人から話を聞くために訪れた。二人とも還暦を過ぎている。最後にしてニューヨークが自分にとってどういう意味を持っていたのかをやっとつかむ。
女好きな初老二人にはほぼ魅力を感じなかったが、何が起こっても不思議でないニューヨークの街には魅かれた。セントラルパークを歩いてみたい。
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| 2008/12/5 | 「ベルリン発プラハ」 ドリアン助川著・・幻冬社・・
自分のせいで別れることになった女性を追って、各地を巡る。彼女は一年たった今でも自分を愛してくれているのだろうか・・・迷う心で少しの手がかりをもとに彼女を探す。コペンハーゲン、ハンブルグを経てベルリンに入る。
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| 2008/11/30 | 「サンチャゴに降る雨」 大石直紀著・・光文社・・
ドキュメントタッチのフィクション。「チリ」の民主化運動を軸にして物語は構成されている。本当の出来事も含まれていると筆者は言っているから、時代背景も確かだと思う。クーデターを起こす合言葉は「サンチャゴに雨が降る」だった。どこかで聞いた事があった。軍事政権に翻弄されながらもそれに立ち向かい強く生きていく人々がいた。
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| 2008/11/28 | 「小説クレオパトラ 最後の女王」 三枝和子著・・読売新聞社・・
エジプト、プトレマイオス王朝の女王、クレオパトラ。意にそぐわない子作りを拒否し、ローマの将軍、カエサルと出会い、子を産む。「ブルトウス、お前もか」と叫んでカエサルは息絶える。再びローマの将軍アントニウスとの出会い。カエサルもアントニウスもクレオパトラの美しさにまいっている。39歳でクレオパトラは死にプトレマイオス王朝は滅亡、エジプトはローマの属州となる。オクタビアヌスの全盛。分かりやすい書きぶりで、当時のことがよ〜く分かった。
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| 2008/11/23 | 「テムズのあぶく」 武谷牧子著・・日本経済新聞出版社・・
テムズはテムズ川・・・ロンドンが舞台だろうと予想して選んだ本。バツ一どうしの中年の甘ったる〜い恋愛小説だった。テムズ川の上流から下流に流れているあぶくに二人を例えているのだ。演劇の演出を手がける有能な女性と一流企業の社員である男性。駆け引きのない純粋な大人の愛を描きたかったのだろうか。男性が末期の膵臓癌で亡くなる。愛は永遠に・・・。ちょっと嘘っぽくて、こういう話は苦手!
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| 2008/11/16 | 「イギリスのおいしい食卓」 岩野礼子著・・PHP・・
主人公は作者に似ているがエッセイではなく創作だそうだ。ロンドンで暮らす一人の女性が、自己卑下をせずに自分のあるがままを受け入れ愛し、生きている様子が書かれている。「ハートと胃袋は強い絆でつながっている」がテーマというだけあって、普段の生活の中で食している料理のレシピが散りばめられ読んでいて楽しくなる。
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| 2008/11/9 | 「火垂(ほたる)」 河瀬直美著・・幻冬舎・・
幼い頃から家庭環境に恵まれず育ち、孤独な身になおも押し寄せる苦難。その中で優しい心を失わず強く生きていこうとする女性。映画が出来た後に小説として完成したそうだ。作者はカンヌ映画祭で、何か賞をとっていたなあ。
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| 2008/11/4 | 「学園のパーシモン」 井上荒野著・・文藝春秋・・
新聞でちょくちょく見かける作者の名。めずらしい名前だなあと思っていた。本名なのかなあ?「あれの」さん。
高校生が次々と登場する、青春物なのだろうか?「木綿子(ゆうこ)」が一番自分に素直に生きている。しかし、主題というものをつかみかねる作品であったなあ。それぞれの人々の生活のなかに、他人には計り知れない物が存在する・・・、そうやってみんな生きている・・・。そういうこと?
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| 2008/10/29 | 「夏目漱石集(二)」
「それから」「こころ」「道草」「硝子戸の中」
晩年の作品。晩年と言っても50歳で亡くなっているから、今の私より若い!!
明治の時代を生き抜いた作家。近代主義が入り込んできた時代に自己をみつめて生きた人。苦悩する「こころ」の中の先生の気持ちはよくわかる。
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| 2008/10/13 | 「赤毛のアン」シリーズ全10巻
ひと月半ぐらいで読み終えた。世界中の多くの人に愛されている・・・そのわけがわかった。「アン」は周りの人々に愛される人物だ。周りに合わせているわけでもない、むしろ、自分流に生きている。なのに、愛される。それは、「アン」が周りの人を愛するからだ。誠実に自分流を貫いているからだ。年を重ねても夢を見る心を持ち続ける「アン」は時代は変われど読者に愛され続けるだろう。
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| 2008/8/24 | 「赤毛のアン」 モンゴメリ著 村岡花子訳・・新潮文庫・・
今、「アンの青春」の途中を読んでいる。想像力豊かな失敗ばかりしている赤毛のアンがどのように成長していくのかが楽しみ。孤児院から引取り育てているマシュウとマリラのアンに対する愛情には感動する。「アン」シリーズを読み終えたら、また、感想を書きます!!
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| 2008/8/15 | 「北の迷宮」 ジェイムズ・チャーチ著 小林浩子訳・・早川書房・・
なんか分かりにくい話!!だった。北朝鮮の様子がわかるのかなと思いながら読んでみたが・・・。著者は覆面作家で、名はペンネームだそうだ。「お茶」「木」に何かしらを象徴していたのはわかった。
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| 2008/8/7 | 「アムステルダムの日本晴れ」 ヒキタクニオ著・・新潮社・・
安楽死を望む病に冒された母に見せるため、病院の前に作品を建てようとする芸術家。その作品は背が高い。風の強いアムステルダムでは至難の業がいる。技術を見込まれた日本の鳶職人の仲間が招聘され腕を振るう。オランダの庶民生活がよくわかった。
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| 2008/8/1 | 「アンの愛情」 L・M・モンゴメリ著 谷詰則子訳・・篠崎書林・・
「アン」の本は図書館にこれ一冊しかなかった。これは「アン」が大学生活を始めるところから、卒業するまでの話。ギルバートへの愛に気付く「アン」が描かれている。聡明で美しい女性だ。「アン」シリーズは友人が持っているというので、借りることにした。
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| 2008/7/28 | 「沙高楼綺譚」 浅田次郎著・・徳間書店・・
「沙高楼」というのは著名な人々が集まるサロン。主人は女装の男性で、招待客が順に自分の持っている経験を虚飾なく参加者に語るという会。聞いた人は絶対に他にもらしてはいけない。5人の人が語る5編からなる。どれも何だか不思議なような、でも、現実的なような・・・語り話。
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| 2008/7/22 | 「幻想運河」 有栖川有栖著・・実業乃日本社・・
表紙をあけるとアムステルダムの地図があったので、そこが舞台になっている話だろうと思い読み始めた。「アムステルダム」と「大阪」は「水の街・運河の街」として栄えてきた所が共通点。これを読んで、「オランダ」に行きたいとは思いにくい。少し期待はずれ?!ドラッグ友だちの中で殺人事件が起こる・・・という、筋事態は普通・・・。
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| 2008/6/19 | 「イタリア・ツアー物語」 長谷部洋著・・山手出版・・
飛行機の中の様子から始まり、ミラノ・ヴェネチア・フレンツエ・ナポリ・ローマと回るツアー。そこに参加している14人と添乗員の九日間の旅物語。河に落ちる人、すりにあう人、タクシーで違う所に行ってしまう人、だまされて鋳金所に連れ込まれる人、階段を踏み外す人・・・いろいろな出来事が起こり、さまざまな人生模様も語られる。私ももうすぐ同じコースを巡る!!
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| 2008/6/16 | 「ひそやかな殺意」 マーゴット・ダルトン著 皆川孝子訳・・ハーレクイン・・
多重人格者の話かと思いきや、サスペンスドラマさながらの結末だった。それにしても、二人の人物を一人に仕上げようとうまく考えたものだ。自分が一体何者なのかが分からない不安は計り知れないものだろう。事故の後の病院で、「あなたは、○○さんだよ」と言われれば、そうなのか・・・と思ってしまうかもしれない。
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| 2008/6/13 | 「龍の棲む家」 玄侑宗久著・・文藝春秋・・
元役所勤めの父が痴呆症になり始める。仕事をやめ、父と生活をともにする次男。父は時に勤め人に戻ったり、幼い頃に遊んだ妹を探したりの徘徊をする。私の父は痴呆症にはならずに亡くなったが、亡くなる二日ほど前の夜、一度だけ子どものようなすごく可愛い目を見せた。そんなことを思い出したりして、途中で何度も読めなくなった。
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| 2008/6/10 | 「沈黙者」 折原一著・・文藝春秋・・
構成が入り組んでいて、途中で頭がこんがらがってくる。それで、一体どうなるの?と思うので、次へと読み進めてはっきりさせたくなる。前に読んだこの著者のもそんな感じだったなあ。「沈黙」していることにどういう意味があるのか・・・と知りたいわけだけれど、読み終わってみれば、そこに深い意味はなさそうだった・・・。
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| 2008/6/6 | 「剣闘士 スパルタクス」 佐藤賢一著・・中央公論新社・・
幼い頃、ローマに滅ぼされ奴隷となりポンペイや大都市ローマの円形闘技場で戦うスパルタクス。鍛え上げた体は強くて美しい。ローマ人が余興として見物するのは、剣闘士にとっては命をかけての試合だ。奴隷としての身分から抜け出し自由を求めるが強くて美しいが故に奴隷解放の指導者とあがめられ、ローマ軍と戦う。自由を得たものの、自分にあるのは剣闘士としての誇りのみ。紀元前のイタリアの話。
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| 2008/6/4 | 「錆びた刃」 マーカス・セイキー著 匝瑳玲子訳・・早川書房・・
シカゴが舞台。サウス・サイドのアイルランド人街で生まれ育った二人。強盗殺人を犯し刑を終えて出所してきた昔の仲間に振り回されることになってしまう。今や、ノース・サイドで堅気になり恋人と暮らす生活が脅かされる。友は根っからの悪人となってしまったのか・・・。そうなら,あまりにも悲しい。
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| 2008/5/28 | 「消えさりゆく物語」 北杜夫著・・新潮社・・
短編8編。どれも、日常を描いた思い出を描いた随筆のような・・・。しかし、途中から不思議な現象を見る。そして、また、ふと現実に戻る。こないだ、「徹子の部屋」に娘さんと出演されていた。これで、最後でしょうとか、娘さんがおっしゃっていたが、まだまだ、お元気そうだった。それで、この本を借りた・・。
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| 2008/5/24 | 「パストラリア」 ジョージ・ソウンダース著 法村里絵訳・・角川書店・・
6編からなる。資本主義社会の中で生きる人々をおもしろおかしく・・というか・・社会を皮肉っぽく・・というか・・ちょっと悲しく描いているようにも思えた。貧しい方の人々だ。それでも生きていっているだろ!というたくましさともとれるか。
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| 2008/5/20 | 「象牙色の眠り」 柴田よしき著・・廣済堂出版・・
最初の書き出し部分を読むとどんな展開が待ち受けているのだろうと思わせる・・・が、別に、最初の部分が大きな意味を持っているわけでもなかったなあ。夫婦の危機と、女癖の悪い男と、変な美青年・・・。題はきれいが・・・。
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| 2008/5/18 | 「六月の桜ー伊集院大介のレクイエムー」 栗本薫著・・講談社・・
いじめ問題と年の差カップルの話かと思いきや、やや遅めに大介が現れてからこわ〜い話になった。悩める同士が寄り添って間違った道を行ってしまった。大介さん!もう少し早くに登場して解決してくれればよかったなあ。
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| 2008/5/14 | 「最後の注文」 グレアム・スウィフト著 真野 秦訳・・新潮社・・
近くの飲み屋さんでよく集っていた仲間の一人が病に侵され亡くなる。残された文に、自分の灰をある埠頭に撒いて欲しいと
あり、友人達は骨壷を持ってそこに向かう。移動していく様子とそれぞれの人の胸にある思いや過去の出来事が交錯する。言えなかった事や、言わなかった事や・・・。そりゃ、いろいろあるよ・・・。
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| 2008/5/10 | 「貴腐」 藤本ひとみ著・・文藝春秋・・
フランス革命前後の貴族の裏話二編。当時、結婚は政略結婚で、恋愛結婚など考えられもしない。貴族は、夫が愛人を持つのが普通で、妻も夫にみつからないように男遊びを楽しんでいた(時には真剣な恋もあっただろうが)。題の通りの内容でした。当時の貴族はよほど暇だったのか・・・?
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| 2008/5/8 | 「赤い指」 東野圭吾著・・講談社・・
幼児殺害、老人の痴呆症、親子の絆、家族のあり方等。いとこ同士の刑事が事件の真相に迫り、解決する。この話、前にもどこかで読んだ事がある・・・?という思いに囚われながら読んだ。連城三紀彦の「白光」と似ているところがある。
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| 2008/5/5 | 「パーフェクト・ファミリー」 ペニー・ジョーダン著 霜月桂訳・・ハーレクイン・・
三代続けて弁護士事務所を開業するクライトン一族。家族の中に起こる出来事を通して、「大切な物は何か。どう生きたいか。本当の愛とは。」を考えさせる。登場人物はたくさんいるのだが、その性格、生き方がどの人もはっきりと描かれていてわかりやすい。自分はどのタイプかな?
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| 2008/4/30 | 「無銭優雅」 山田詠美著・・幻冬舎・・
離婚歴有塾講師と花屋の男女二人。どちらも45歳の恋愛物語。二人とも子どもみたいな大人で、純粋に魅かれあっている。じゃれあっている。それぞれの今までの人生があったからこそのこれからの二人の人生。
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| 2008/4/28 | 「青の炎」 貴志祐介著・・角川書店・・
ほんとに「赤」でなく、「青」だと思った。完全犯罪を企て、実際に殺人を犯してしまう高校生。些細な事柄・・・実際は大事な証拠・・に目をつける刑事に対し、そこまで見るなと言いたくなる。しかし、やはり、殺人は許されない事なんです。最後は悲しい。
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| 2008/4/22 | 「希望」 林京子著・・講談社・・
5編の短編集。誰にでもある日常がこわされるおそろしさ。原発、被爆、戦争・・平和ボケになっていて、そういうことを考えるのを忘れている事もある。しかし、いつも、頭のどこかに置いておきたい・・・そういうふうに思わせてくれる。何を信じてどう生きていくか。
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| 2008/4/18 | 「総決算のとき」 メイ・サートン著 幾島幸子訳・・みすず書房・・
数年前に夫をなくし、3人の子どもも独立し、編集社に勤めながら一人で暮らしている60歳の女性が、末期の肺癌を宣告される。死を目前にして、残された時間の生き方を考える。無意味な物を排除し、自分にとって大切と思えることだけをやろうとする。どのように死んでいくかなんてちょっと前までは考えた事もなかったが、父母の死を経験してからそんなことも考えるようになっている自分、この本はどきどきしながら読んだ。目がはれてしまったよ。
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| 2008/4/14 | 「レベル7」 宮部みゆき著・・新潮社・・
記憶を消された男女、その隣に住むジャーナリストの男、行方不明になる高校生、電話相談所で働く女性の家族。どこかで関わり合いをもちながら、事件の真実を解き明かしていく。最後まで来て、あの時のあの場面はこう関係していたのか・・・とはっきりしてすっきりする。すっきりするまで、読み続けてしまいたくなる一冊。
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| 2008/4/9 | 「三つの墓標」 佐木隆三著・・小学館・・
坂本弁護士一家殺害事件。「小説」であると作者が言っているので「小説」なのだが、オウム真理教が起こした事件のドキュメンタリーである。驚くような、ほんとに作り話のようなことが実際に起こったという事に愕然とする。宗教に取り込まれてしまったら「殺人」も「殺人」と思わなくなってしまう恐ろしさ。
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| 2008/4/6 | 「老女の聖なる贈りもの」 プリシラ・コーガン著 ハーディング・祥子訳・・めるくまーる・・
サイコセラピストがインディアンの老女をカウンセリングすることになる。が、老女の話を聞くうちに、自分が癒される側になっていき、新しい生き方を探り始める。生も死も大きな自然の中での自然な出来事。大きな力がすべてを動かしている。老女は自分で言っていた通りに自然に死んでいった。
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| 2008/3/29 | 「異人たちの館」 折原一著・・新潮社・・
何かすごく複雑な構成。でも、先へ先へと読み進めたくなる。ゴーストライターが富士山麓の樹海で行方不明になった人物の伝記を書くことに・・・過保護な母親が二人登場する。自分も過保護な母親と認めているけれど、ここまではね〜
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| 2008/3/25 | 「あの空をおぼえてる Wenny Has Wings」 ジャネット・リー・ケアリー著 浅尾敦則訳・・ポプラ社
交通事故で妹を失い、自分も臨死体験をした兄が妹へ書く手紙形式。両親の落ち込みようはすさまじく、自分のつらい気持ちを押し込めて、幼いながら両親を励まそうとするけなげな気持ちが涙をさそう。愛する人の死を受け入れるのには時間を費やす。残された者はそれでも立ち直り生きていく。感動の一冊。
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| 2008/3/22 | 「女が殺意を抱くとき」 藤田宣(字が違う)永著・・徳間書店・・
ショート・ショート・ミステリー集。ほんとに短い。いろいろな職業の女性が登場する。男が殺意を抱く話もまざっているのにこの題は・・・。男女のもつれ・・三角関係・・・の話が多かったかな。主人公の女性はいつもその話には部外者で、推理を働かせる賢い役回りだ。
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| 2008/3/18 | 「容疑者Xの献身」 東野圭吾著・・文藝春秋・・
初めに事件の描写から始まるので読者には犯人がわかっている。からんでくるのがいつものパターンで大学教授の湯川博士。このシリーズがTVドラマにもなっていた。ドラマは見なかったが湯川博士が「フクヤマ」と重なって浮かんできてしまった。題のとおり容疑者の献身的な愛が描かれていた。
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| 2008/3/11 | 「青の殺人」 エラリー・クイーン著・・原書房・・
著名な映画を作り姿を消した監督を探す人物が殺される。知事直属の私立探偵が謎を解いていく。殺したのは誰か、監督は今どこに・・・。女性解放を求めポルノ映画反対を唱える団体の動きなどもからめて、軽いタッチで話は進む。
「エラリー・クイーン」というのは、ホームネームで、一人じゃないのだって!!それにびっくり。
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| 2008/3/6 | 「日蝕」 平野啓一郎著・・新潮社・・
15世紀の終わり頃、パリの大学で学ぶ神学生が、学問のためにリヨンに向かう。そこで体験したことを告白する、という内容。言葉も難しく、漢字も難しく読みづらい。主題も難解!!でも、まあ、何となくはわかったけれど・・・。当時の庶民のキリスト教への信仰の様子、荒廃した教会の司祭達の様子、・・・
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| 2008/2/29 | 「中国行きのスロウ・ボート」 村上春樹著・・中央公論新社・・
最初の短編集だそうだ。表題作を含め、7編からなる。どの作品もわかったようでわからない、独特の世界だ。30代に書いたものばかり・・・そのころから、こんなだったのね。「こんな」というところを説明しにくいのだ!!
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| 2008/2/24 | 「風味絶佳」 山田詠美著・・文藝春秋・・
表題作を含めて6編。どれにもいわゆるKの仕事に就く男性が登場する。その人が仕事を愛し、又人を愛す。自然体で、暖かい。葬儀屋の父が自分の好きな彼女と結婚するという「春眠」では、ほろりというかぐっときてしまった。「海の庭」では、この前頼んだ引越し屋さんのことも思い出した。ほんとに専門職だ!すごい!と思ったものね・・・。
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| 2008/2/20 | 「五番目のサリー」 ダニエル・キース著 小尾芙佐訳・・早川書房・・
多重人格者が一人の人格をもつ人間へと変わっていく(というか、もどっていく)。精神科医の治療で5人の人格が一つの人格に統合されていく。その時、その状況に合わせてそれぞれの人格が登場する。この5人の人格はどの人の内面にもある心を別々に受け持っている。だから、5人はそれぞれに個性的!!
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| 2008/2/17 | 「月明かりの闇 フェル博士最後の事件」 ジョン・ディクスン・カー著 田口俊樹訳・・原書房・・
古くからの裕福な一族の昔には、不思議な事件が起こっていた。殺された人物の傍に犯人の足跡が残されていないのだ。今回も同じような事件が起こる。フェル博士は途中であまり教えてくれないのだ。最後まで読むとなるほど・・と思いすっとした。が、人物の名前を覚えるのに一苦労する。こういうのは私だけ?!
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| 2008/2/14 | 「MAZE(めいず)」 恩田陸著・・双葉社・・
今度はどんなお話を読ませてくれるのだろうかと、わくわくしながらページをめくる。小高い丘に立つ奇妙な建物にまつわる言い伝え(中に入って行った人が姿を消すという)の謎を解くためにやってくる4人。何か訳ありだが一週間と言う限られた時間の中でそれぞれの職分を果たしていく。謎は解けたのか・・・?
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| 2008/2/10 | 「幽霊刑事(デカ)」 有栖川有栖著・・講談社・・
自分を殺した犯人が何故自分を殺したかを捜査する。成仏できず(?)、現世に現れた刑事。見える人は限られているが協力して謎を解いていく。最後の場面は感動的。ただ、部署の中でのあれこれに終始している観があり、設定が狭すぎるように感じた。
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| 2008/2/1 | 「偶然の音楽」 ポール・オースター著 柴田元幸訳・・新潮社・・
ひょんなことから大金が手に入った。車を購入、あてもなく進んでいくが・・・。ポーカーで大損をした二人は壁を作る仕事で借りを返すことになる。そこに何を見出すのか・・・。映画にもなったそうで、映画ではその先のことまで描かれているそうだ。観てみたい。
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| 2008/1/29 | 「沖で待つ」 糸(糸へんに糸) 山秋子著・・文藝春秋・・
芥川賞を受賞した表題作と「勤労感謝の日」の二編。どちらも30代半ばの女性が主人公で、明るい中に、何だか哀愁に満ちた感もあり・・・きりっとしたようなほのぼのとしたような女性の日常が描かれている。
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| 2008/1/25 | 「ユージニア」 恩田 陸著・・角川書店・・
子どもの頃に出くわした殺人事件について、聞き込み調査をしたうえ、本にした。その本はベストセラーになるが作者はその一冊だけで、後には書く事はしなかった。いろいろな人が事件当時のことを思い出す。それが、交差しあってこの小説ができている。一人の女性のすべてを知りたかった本の作者の執念がすごい。
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| 2008/1/18 | 「モーテル0467 鎌倉物語」 甘糟りり子著・・マガジンハウス・・
海の傍の昔から続くホテルが舞台。潮の香が風に乗ってやってくるような雰囲気のさわやかな物語。何気ない出来事が大切なような・・・。
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| 2008/1/15 | 「ストレンジャー」 ジェイムズ・エリスン著 飛田野裕子訳・・ソニー・マガジンズ・・
犯罪心理学者の女性が主人公。連続殺人事件の犯人の心理を紐解いていく話かと思いきや、そうではないし・・・。彼女の軽〜い恋愛話?と思いながら読んでいき・・・最後には予想外の結末が待っていた。こうくるわけね!と変に感心してしまった。
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| 2008/1/14 | 「命の遺伝子」 高嶋哲夫著・・徳間書房・・
特殊なDNAを持つ未開の村の人々。それを利用して不死を得ようとするナチの残党。バチカンまで巻き込んで、生とは何か、死とは・・・を考えさせる。「死」あってこその「生」だと思うが・・・。しかし、早く老いるDNAというのは、これまた困る・・・。
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| 2008/1/4 | 「氷の家」 ミネット・ウオルターズ著・・東京創元社・・
カタカナ名は苦手だ。登場人物のページを何度も見る。氷室でみつかった腐乱死体が誰なのか?村の中の人間模様を紐解きながら捜査が進む。「偏見」「うわさ」にまどわされてすごす村人、隔離されたかのような屋敷に暮らす3人の女性。前半は頭が混乱するが後半に入ると惹きつけられて一気に読破!
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| 2008/1/3 | 「虚貌」 雫井脩介著・・幻冬舎・・
「うつろな・・ぼおっとした・・」「顔かたち」という意味だろうか。刑事物サスペンス。癌に侵された刑事が最後の仕事にかける。整形、心のやまい・・などにからませながら事件解決に向けて話が進む。最後まで読んだところで腑に落ちないことがあり、何度も前のページを読みかえした。何とか自分なりに納得はしたが・・・。
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| 2007/12/27 | 「スピカー原発占拠ー」 高嶋哲夫著・・宝島社・・
ソ連解放戦線と日本赤軍が近々稼動するという世界最大の高性能の原発を占拠する。設計の第一人者の科学者も官邸会議に呼ばれ、知恵をしぼることになる。赤軍のリーダーは麻薬患者。「原発」「麻薬」がこの作者のキーワード。「愛」でしめくくるのも同パターン。
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| 2007/12/18 | 「イントウルーダ−」 高嶋哲夫著・・文藝春秋・・
「侵入者」のこと。コンピューターを扱うさまざまな人が登場する。昔の恋人が産んでいた自分の子どもに初めて出会った時、その子は危篤状態で死亡に至る。息子の真実を探すべく調べ始める。冷たい自己中心的であった人間がその事を機に変わっていく。ミステリー。
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| 2007/12/15 | 「ヨットクラブ」 デイヴィッド・イーリイ著 白須清美(訳)・・晶文社・・
15篇の短編集。日常の中に潜む不安と恐怖が描かれている。SFタッチのものもあれば、普通の小説ぽいのもある。じわじわっと怖い。
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| 2007/12/7 | 「日暮らし(下)」 宮部みゆき著・・講談社・・
最後まで読むと、(上)に書かれていたことがこうなってまとまってくるのか・・・いろいろと複線をはってあったんだ・・・と、わかる。長屋の人々の暮らしぶり、人形のように美しい弓之助の聡明ぶりなどが、ほんわかとしたムードを作る。
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| 2007/12/4 | 「クレイ」 ディヴィッド・アーモンド著 金原瑞人(訳)
「クレイ」は、粘土で作った人につけた名前。作った粘土の人間が動き出し、仲の悪かった友人が死ぬ。罪悪感にさいなまれるが・・・。「善」「悪」「天使」「悪魔」・・・宗教を持つ人にはよくわかる物語なんだろうか。ヤング・アダルト向けの小説らしい。初めて外国文学の棚から選んだ本です。作者の事も訳者のことも何も知りません。引き込まれるかと言えばぐんぐん引き込まれるストーリー。
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| 2007/12/2 | 「日暮らし(上)」 宮部みゆき著・・講談社・・
長屋の住人達の、その日その日の日常の中にいろいろな事件が起こる。短編なようでいてどこかで何かでつながっていく・・。だから、(下)もやっぱり借りてこなくちゃ・・か、と思わせる。最後はどう終わるのか。どちらかといえば、時代物は苦手。
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| 2007/11/24 | 「鰐の聖域」 中上健次著・・集英社・・
育った土地に戻ってきた若者。彼は女たらしの不良で、定職にもついていない。好んでする事は、渓流に入り鮎つりをすること・・・。この作品は、未完のまま出版されている。連載されている途中に著者死去で中断したまま未完となったのだそうだ。「あとがき」を読んでいて、著者にさらに興味がわいた。また、いろいろな作品を読んでみよう。
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| 2007/11/21 | 「『アボジ』を踏む」 小田実著・・講談社・・
小田実短編集。「小田実さん」といえば、「べ平連」を思い出すほど有名な方だが、小説家でもあるのだ。それも、長編を書かれる方と思われているらしい。どちらにしろ、この人の作品は初めて読む。短編と言ってもどれも結構長い。小説ではあるが、自伝的な部分も多いのかなあと読みながら思った。ついこの間亡くなられたが、人生に一本の筋が見える。
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| 2007/11/16 | 「クレイジー・へブン」 垣根涼介著・・実業之日本社・・
旅行代理店に勤務する若者が主人公。「フレーム」の中に生きていたくないと思っている。その気持ちが時々大きくなり、大変な事をしでかしてしまう。みつかるんじゃないの?逃げおおせるのか?と、している事は認められないもののついつい主人公の肩をもってしまう。彼女が下を向いて歩いている・・・そうさせている悪を許せない彼。でも「どんな人間であっても、人の命は尊いものなんです、あなたの気持ちはわかりますが・・・」とサスペンスドラマの探偵さんなら言うのだろう。
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| 2007/11/13 | 「ぼくのミステリな日常」 若竹七海著・・東京創元社・・
12編の短編かと思いきや、複雑な構成でうまく絡め合わせてあるもんだ。もちろん、12編の一つずつも独立した短編として完成している。最後まで読んでから、再度前の部分に戻り、読みなおしたりもした。著者がそのままの名前で登場している。
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| 2007/11/10 | 「手紙」 六田登著・・竹書房・・
12通の手紙形式の文からなる。写真も豊富に挿入されていて、心にじ〜んと染み入ってくる。心の中を本心で吐露する内容の手紙文だ。著者は漫画家が本業らしい。
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| 2007/11/9 | 「雨月物語」 青山真治著・・角川学芸出版・・
上田秋成の古典として、名だけは聞いたことがあった。それのリメイク版。蛇の邪神の化身に恋してしまう男。この世では添い遂げられないとわかりながらも互いに魅かれ合い、いとしみ合う。究極の愛かも・・・。著者は映画監督で、奥さんは女優のとよた真帆さん。
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| 2007/11/7 | 「N・P」 吉本ばなな著・・角川書店・・
百話の小説をめざしながら最終をまたずに自殺してしまう作家、翻訳中に自殺してしまう恋人・・・。何が起こるんだろう?と思いながら読みすすめていくが、特に何も起こらず・・・。家族関係とか人間関係の内面が描かれていて・・最後には何だかホッとするような温かさをも感じるような・・・そんな作品。
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| 2007/11/4 | 「虹」 吉本ばなな著・・幻冬舎・・
タヒチ島へスタッフと旅をしながら構想を練り、作り上げた小説がこれだそうだ。生まれ育った土地を愛し家族を愛する主人公が、母の死に遭遇し一時落ち込む。タヒチを愛し、自然を愛するオーナーと恋をする。地道に生きていこうとする姿が描かれる。
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| 2007/11/2 | 「白光」 連城三紀彦著・・朝日新聞社・・
題からは、宗教的なもの?痴呆の老人が戦争時のことを思い出す場面から始まるので、懺悔的なもの?幼児が殺害されるので、サスペンスもの?と読みすすめたが結局は・・・?よくわからなかった。ねちねちと進むのは苦手だ。
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| 2007/10/31 | 「ワイルド・ソウル」 垣根涼介著・・幻冬舎・・
戦後の国策であった、「ブラジル移民政策」で、人生を翻弄された人々が大勢いた。苦労の末、何とか今の地位を築いたものの自分達の受けた苦しみを本国の政府や人々に知らしめたい・・・という思い。用意周到な作戦の基の行動は痛快でもある。「ブラジル移民」は著者のライフワークだな。
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| 2007/10/23 | 「雲南、赤い大地」 劉岸麗著・・河出書房・・
中国南東部の国境にある「シーサンパンナ」という農村へ中高生の年齢の子ども達が向かう。政府の出した方針で「知識青年」と呼ばれ、農村で生活し開墾し、農業を学ぶのだ。中国の毛主席の時代。著者の経験したことや、聞いたことがを小説にしてある。まあ、何と厳しい生活か。時代の流れの中に放り込まれつつも、力強く生きていく姿。
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| 2007/10/17 | 「月の裏側」 恩田陸著・・幻冬舎・・
有明海に注いでいる川が流れる街。昔から、人は水の恩恵にあずかり、また、水の恐ろしさと戦いもしてきた。風情のある、水の街で、筆者はよくも、こういう物語を思いつくものだ。すごい、才能!!「あれ」に「盗まれる」のだ。街の住人が・・。前に読んだ作品は、「包む」「裏返す」んだった。
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| 2007/10/14 | 「サウダージ」 垣根涼介著・・文藝春秋・・
複雑な生い立ちを持ち、闇の世界で生きていかざるを得ない青年。性格を見抜かれその世界にさそわれ裏と表の社会を生きていく青年。強烈な描写の場面がここそこに出てきてびっくりする。「中上健次」の描く世界とよく似ているかも。「サウダージ」とは、「二度と会えぬ人や土地への思慕」
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| 2007/8/30 | 「黒い家」 貴志祐介著・・角川書店・・
保険金詐欺の話。身内に高い保険金をかけた後、傷害を負わせたり、殺害したりして保険金を受け取る。(現実にも小説のような事件がよく起こっている)そういうことを起こす人の心理面にも深く探りを入れていく。最終あたりの殺人鬼と化した犯人の姿はぞーとするほどおそろしい。
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| 2007/8/27 | 「名探偵の掟」 東野圭吾著・・講談社・・
推理小説というものにはこういうパターンがあるんだよ・・・みたいな。えらく、読者を気にしてくれている書き方で、いろいろな事件を扱う。そうなんですか・・と思う反面、私にはちょっと鼻に付く。ユーモアのありすぎる筆致は、苦手だ。大分、昔に書かれたもの。作者も若かった!
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| 2007/8/22 | 「鋼鉄の嵐 (昭和大戦勃発!!1937)」 羅門祐人著・・サンマーク出版・・
「ら」のつく作家の中から選んだのですが・・・、シュミレーション・ゲームなんだそうです。読み始めても何となくしっくりこなく、こういうのは私にはダメ!とギブアップ(斜め読み)です。作者はゲームソフト作家でもあるそうです。
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| 2007/8/20 | 「チョコレートコスモス」 恩田陸著・・毎日新聞社・・
演出家・脚本家・女優の卵・演劇を志す学生・・らが登場。出演者を選ぶオーディションで、何かをつかむ・・・。天才であるようだが、自我の育っていない若い女性・・・。何かが起こるのだろうと言う期待をよそに、特に何もなく読み終えてしまった。主題は?うん?
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| 2007/8/16 | 「半島を出よ 下」 村上龍著・・幻冬舎・・
すごい量の参考文献!!これだけの作品を仕上げようとなるとそりゃそうだよねえ。
福岡に北朝鮮の反乱軍が上陸。日本政府は福岡を封鎖するしか実行能力をもたない。反乱軍をつぶそうとするグループは・・・。人事とは思えないような近未来小説。笑っては読めない。
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| 2007/8/12 | 「半島を出よ 上」 村上龍著・・幻冬舎・・
下を借りてきます!
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| 2007/8/6 | 「予知夢」 東野圭吾著・・文藝春秋・・
犯罪の周りに不思議現象が・・・刑事のその時のお助けマンは、友人の物理学者。頭脳明晰に非科学的な現象をバッサリきって、説明してくれる。予知やら、霊やら、信じられない私にはとても痛快である。
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| 2007/8/2 | 「顔」 横山秀夫著・・徳間書店・・
子どもの頃から婦警にあこがれ、夢を達成した瑞穂。絵を描くのが得意分野で、似顔絵を作り、犯罪解決に向かうという仕事をしている。「女は・・・」と言われながらも誠実に仕事に取り組んでいる。自分らしさを大切にしながら、少しずつ成長していく婦警さん。
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| 2007/7/29 | 「エンド・ゲーム 常野物語」 恩田陸著・・集英社・・
「裏返す」「裏返される」「洗濯や」「風呂敷に包む」等々、こういう発想がよく出来るものだと、作者の才能につくづく感心してしまう。最後は何ともなかったかのように、まあ、ハッピーエンド。ほんとは、なあんにもなかったのかもね。
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| 2007/7/27 | 「龍は眠る」 宮部みゆき著・・出版芸術社・・
台風のさなかに出会った少年は、「サイキック」なのか。半信半疑ながらもほおっておけない雑誌記者。次々と不審な出来事が起こる。
誰の中にも「龍」はいるのかもしれない。
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| 2007/7/23 | 「明朝滅亡」 湯川裕光著・・廣済堂出版・・
中国の時代小説。明から清に変わるときのことで、呉三桂という優れた指揮官とその妻桃林の深い結びつきを軸に描かれている。広い中国であるから、さまざまな民族の争いの歴史がある。漢詩をひもときながら、歴史を作ってきた人々の生き方にせまる。
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| 2007/7/14 | 「アフターダーク」 村上春樹著・・講談社・・
あるところから見ている。誰かと誰かが偶然出会ったり、すれちがったり・・・。夜が更け朝が来る。昨日とは、大きく違わないけれど、少し違った今日が又始まる。
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| 2007/7/12 | 「麦の海に沈む果実」 恩田陸著・・講談社・・
一人の女の子が寄宿舎に到着するところから始まり、不思議な学園生活が描かれる。この学園は、この著者の別の作品にも出てきたような気がする。何だったかな・・。個性的な校長と生徒達、パーティー場面も華やかに・・。あの彼女は死んだのか?自殺か?殺されたのか?最後になってすべてが明かされる。
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| 2007/7/3 | 「天使のナイフ」 薬丸 岳著・・講談社・・
第51回江戸川乱歩賞受賞作。少年犯罪を扱っている。誰が犯人なんだろうと読んでいく中に、加害者の立場と、被害者の立場、両方の心情がうまく描かれている。「更正する」とは、どういうことなんだろうか・・・と、最近の裁判のことも思い出し考えさせられた。
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| 2007/6/29 | 「硝子のハンマー」 貴志祐介著・・角川書店・・
密室殺人事件に立ち向かう女性弁護士と防犯コンサルタント。可能性のあるトリックを一つずつ確かめしぼりこんでいく。最後には、なるほどねえ〜と思わされた。
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| 2007/6/26 | 「四日間の奇跡」 浅倉卓弥著・・宝島社・・
留学先で事件にでくわし、薬指を失ったピアニスト。その時から関わることになった少女との演奏の旅で、不思議な体験をする。体と心の遊離現象を扱う、有名な作家の小説がすぐに思い出されると批評家が書いているが、私には思い浮かばなかった。まだ、未熟。
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| 2007/6/22 | 「いつかパラソルの下で」 森 絵都著・・角川書店・・
児童文学賞を多く受けている作家だけれど、これは違う。50後半に交通事故で亡くなった父の一周忌の相談で集まる3人の兄妹。生前、父が浮気をしていたことが判明し、父の、自分のルーツを探るために佐渡に渡る。「父のせいで・・・」と言っていた自分が少し変わっていく。
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| 2007/6/10 | 「カップリング・ノー・チューニング」 角田光代著・・河出書房新社・・
中古車を買いうれしくて人に言いたくて見せたくてたまらない大学生が行き先のない場所へドライブするはめになる。隣に座る女性が次々3人。その間に変わっていく(よくわからない)青年。変わらなくちゃね。そのままだとちょっと魅力ないよ。
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| 2007/6/7 | 「三月は深き紅の淵を」 恩田 陸著・・講談社・・
人知れず噂になっている小説をめぐる四部作。その噂の小説も四部作。作者の意図は感じるけれども、何か分かりにくい。第四章は読んでいて???だった。ちょっと構成に懲りすぎではないですか。私の読解力不足かな?
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| 2007/6/4 | 「風音 TheCryingWind 」 目取真 俊著・・リトル・モア・・
沖縄の崖の下の岩場の風葬場。置かれた頭蓋骨の穴を通る風が音をたてる。それが、「泣き御頭」。沖縄の自然、風情の中で、戦争の残した傷跡、人々の生き様が語られる。作者は沖縄の人。これは映画化の脚本の書き直しらしい。
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| 2007/6/1 | 「スプートニクの恋人」 村上春樹著・・講談社・・
「ぼく」「すみれ」「ミュウ」の物語。ぼくはすみれを愛しており、すみれはミュウを愛してしまい、ミュウは人を愛せない。あっち側の自分とこっち側の自分、どちらも自分。それで、この題ね。読んで納得。
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| 2007/5/29 | 「ネバーランド」 恩田陸著・・集英社・・
古い館で寮生活を送る高校生。それぞれに事情がある4人の少年たちは、年末にも実家に戻らず、冬休みを寮で過ごすことになる。いろいろ事件も起こるが、個性的な賢明な少年達のさわやかさが読後に残った。
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| 2007/5/27 | 「修羅の日々」 村雨貞郎著・・双葉社・・
舞台は大震災後の阪神間。探偵社に勤める主人公が仕事を請け負い解決していく。四国のお遍路さんの後を追ったり・・・。「何もできなかった」と「何もしなかった」では大違いだということ。「いじめ」の問題もからませて。文(言葉かな?)が固い。
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| 2007/5/23 | 「夜をゆく飛行機」 角田光代・・中央公論新社・・
町の酒店。四人姉妹の末っ子が家族の日常を語る。とどまっていたいけれど、進んでいく時。それぞれの人々が日常の中で生きている。ふつうっぽい話!!
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| 2007/5/20 | 「禁じられた楽園」 恩田陸著・・徳間書店・・
紀伊の熊野に引き寄せられる人々。芸術的感性のするどい能力を吸い取り、あらたな芸術性を作ろうとする大地主のたくらみに勝ったのは無償の愛だった。「やたがらす」は、熊野の守り神。山中に作られたインスタレーションはちょっとこわい。
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| 2007/5/17 | 「釈迦と維摩 小説維摩経」 三田誠広著・・作品社・・
大乗仏典の「維摩経」を小説にしている。釈迦の弟子たちが、維摩によって、論破されていく。おおくの菩薩が現れ、「不二法門」に入るとは・・について述べたり、文殊と維摩が「空」について論じたり、理屈っぽい風でもあるが、楽しんで読んでいくことも出来た。
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| 2007/5/9 | 「蒲生邸事件」 宮部みゆき著・・毎日新聞社・・
予備校受験生がタイムトリップする。時は、2・26事件の真っ只中、昭和11年です。歴史にくわしくない私にもよくわかるようにつくられている。少々、出来事をいじったとしても歴史の大きな流れは変わらない・・・。現代に帰ってきた受験生がぐんと人間的に成長していた!!読み出したらやめられない。最後も感動。
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| 2007/5/5 | 「天国からマグノリアの花を」 松野大介著・・講談社・・
タレント活動の後、小説家デビュー。題名に惹かれましたねえ。人を愛することが苦手な人が、人を愛することの意味を知る・・。主題のわりに何か感動が少ないのは、登場人物像がはっきりと浮かんでこないからでしょうか。どの人もいまいち魅力に欠ける。
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| 2007/5/2 | 「海辺のカフカ (上・下)」 村上春樹著・・新潮社・・
15才の少年が家出をする。父の予言から逃れられない「田村カフカ」と名乗る少年は多くの人々に出会い、成長していく。時間と空間の設定は、現実にはありえなく・・・しかし、読めば読むほど魅かれていく。サスペンスのようであり、恋愛小説のようであり、SF小説のようであり。
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| 2007/4/27 | 「ドリームバスター」 宮部みゆき著・・徳間書店・・
夢の中にD.Bが登場する。D.Bは、太陽系の星から逃亡者を捕らえるために、地球人の夢の中に現れる。その地球人はどこか病んでいる人で、逃亡者はそういう人に取り付く。D.Bの働きにより、地球人の問題は解決するが・・・。SF小説は、苦手かなあ・・私は。
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| 2007/4/21 | 「春を嫌いになった理由」 誉田哲也著・・幻冬舎・・
ホラー・サスペンスというのでしょうか。霊媒師の透視を扱うTV番組制作で、通訳を頼まれた瑞希を軸に、殺人事件や、中国からの密航者の事件を織り込みながら話が進む。上手に組み立てられていると感心。
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| 2007/4/17 | 「夢にも思わない」 宮部みゆき著・・中央公論社・・
「僕」が「クドウ」さんに恋をする。彼女のために、友人と共に奔走する彼。殺人事件の真相は究明されていくが・・・。少年が主人公のため純粋性はあるのだが、中学一年生にこんなことできる?というふうに読んでしまった。無理でしょ。せめて高校生の設定なら。最後「クドウ」さんにきびしすぎません??
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| 2007/4/15 | 「木曜組曲」 恩田 陸著・・徳間書店・・
館の主人が亡くなった後も、命日の週の木曜日に集っている5人。いずれも文筆に関係のある仕事をしている女性達。小説家であった女主人の死をめぐって新たな事実や、人々の思惑が露呈していく。小説を作るのは、楽しくも苦しくもある作業なんだろうね。しかし、書ける人はうらやましい!!
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| 2007/4/10 | 「終末の海 Mysterious Ark」 片理 誠著・・徳間書店・・
第5回日本SF新人賞佳作入選作。核戦争による現代社会崩壊後、漁船で日本を脱出した人々。豪華客船に乗り移った人がいなくなる・・・。一人の少年の「あきらめない姿」が印象に残る。冒険小説の風でもある。
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| 2007/3/11 | 「雪が降る」 藤原伊織著・・講談社・・
六編からなる、短編集。「すばる」文学賞や、「江戸川乱歩」賞を受けているとなると、ミステリーか?と思うが、ジャンルのよくわからない小説。謎解きもあるような、その中に人間味もあるような。うーん・・・
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| 2007/2/26 | 「回転木馬のデッド・ヒート」 村上春樹著・・講談社・・
表題の作品を含め、九編からなる短編集。「人から聞いた、本当の話である。」とか、「ほとんど事実に即している。」とか述べながら、巧みに「小説」を綴る春樹さんはいったい何なんだ?!ほんとにほんとの話なんですか?と聞きたいわ。
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| 2007/2/20 | 「遠くて浅い海」 ヒキタクニオ著・・文藝春秋・・
「消しや」という仕事の「将司」が請け負った仕事を実行していく。舞台は沖縄。やくざ世界の話かと思いきや、天才青年が登場したり・・・、いろいろな要素が盛り込まれていてなかなか読ませる。何で名前がカタカナなん?
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| 2007/2/18 | 「六番目の小夜子」 恩田 陸著・・新潮社・・
デビュー作。大賞は取れなかったものの、この作品で注目を浴び、その後人気作家に。ホラーで、ミステリーで、学園青春物。高校生達が、学校内で言い伝えられている「サヨコ」の謎にせまっていく。
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| 2007/2/11 | 「癒しへの漂白 一遍」 畑山 博著・・学陽書房・・
13世紀、北条氏隆盛の頃。念仏踊りで名を残した「一遍」の生涯を描く。弟「聖戒」が絵師に描かせた絵巻物を手がかりにして作者は「一遍」の生き方にせまる。それにしても、10歳で出家してから、ずっと全国行脚の旅暮らしで命を閉じるということに驚く。一遍は悟りの境地に達することなく、常に悩み、迷っていた・・・。
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| 2007/2/8 | 「魔術はささやく」 宮部みゆき著・・新潮社・・
第2回日本推理サスペンス大賞受賞作。ただ謎を追うだけでなく、人物描写が良く出来ているので、それぞれの人物に魅かれていく。ただ、催眠術をかけて動作をおこさせるという部分がありえない〜と思ってしまった。サスペンスによくある手法なのかな?
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